人から「変わらなきゃダメじゃない?」と言われても、なかなか自分を変えられないものですよね。でも、それってなぜなのでしょうか?メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、自分を変えるための「気付き」というものについて持論を展開しています。
自分が変わるには、あ!これは変わらないとマズいかも知れないと気付けること
他人は変えられない、変えられるのは自分だけだ、とは良く言われる格言みたいなモノで、そこに間違いはないんですが、微妙に足りないところがあると思うんですよ。つまり、誰でも思い通りに自分を変えられるのか?という問いを立てる必要があると思うんですよ。
私の考えではそこにひとつの条件が付きます。それは、
● あ!これは変わらないとマズいかも知れない
と気付けることです。
他者から、たとえそれが親や配偶者から、「変わらなきゃダメなんじゃない?」と指摘されても、それはあまり有効ではなくて、自分自身で「変わらなければならないのだ」と気付けないと、人間は変わろうとしないんです。
だって変わるためには時間や労力というコストが掛かるわけで、それに見合うリターンが無かったら、それは大損ということになりますからね。
ではどうしたら、自分は変わらなければならないのだと気付けるか、そのように考えられるのかというと、これは他者との比較によって、つまり他者と自分との違いを見つけることでなされるわけです。
その比較とは、
▼ 自分からあまり遠くない人、つまり知り合いということ
▼ 能力的に大きな違いがないと思える人
▼ だけど手にしている何かが(地位や年収や幸福度など)が自分よりも上の人
を観察して、
● この人と自分との違いは何なのだろう?
と考えることから始まります。
ましてやその人も変化したことでベネフィットを手にしたのなら、自分も同じようなことをマネできるんじゃないか?と考えやすいわけですからね。
つまり、いつまでも自分を変化させられないという人は、友人や知人の中からこれに当てはまる人を見つければ、その人がトリガーになる可能性があるということです。
でもこれは負け犬根性が染み着いてしまった人には難しいんですね。
▼ あいつは運が良いだけだ とか
▼ あの人みたいな努力はできない とか
▼ オレがやっても同じ結果になるとは限らない とか
やらない理由に気付くのは秒ですから。アタマを使うのはそっちじゃない!って思うんですけどね。
そんな人にオススメなのは、
● 今の水準をいつまで維持することができそうなのか?
という振り返りというか検証と、
● 維持できないとしたら、どういう未来がやってくるのか?
という想像です。
私はこれを定期的にというか、ビジネスをやりながら常に考えています。なんたって一切保証もセーフティーネットも無い会社経営者なんですから、このような未来に対する警戒感を持たなかったら、生き延びることができませんからね。
我々が努力をしなくても、時間は変化していくんですね。そして時間の変化に合わせて、運命、運勢も変化していくわけで、自分だけが同じところに止まることができると考えるのはムリがあるというか、かなり都合の良い思考なんですよ。
この場合の時間の変化とは、社会や政治、世界経済などの動きも含まれるわけで、これはミクロレベルでは時々刻々と変化しているわけですよね。それなのに、あなた個人は変わらなくても大丈夫だと考えることはナンセンスなんじゃありませんかね。
そのことに気付けることが、あなたが変化するために必要なんだと思いますよ。
image by: Shutterstock.com