近年、一般的に広まりつつあるアンガーマネジメント。それを日本に広めたのはメルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者で、経営コンサルタントの菊原智明さんの先輩だったのだそうです。菊原さんは今回の記事で、その先輩・安藤さんとの話を紹介しています。
人間関係に役立つアンガーマネージメント
ある集まりで、“アンガーマネージメント”に詳しい方にお会いした。
ちなみにアンガーマネージメントは高校(農大二高)の一つ先輩の安藤さんがアメリカから持ってきて広めたもの。安藤さん26期、私が27期卒。
ここで安藤さんについてお話しさせて欲しい。高校時代はお互いの存在は知らなかった。
農大二高は生徒が多いマンモス高校。1学年700人。同級生でも別のクラスだと分からない。
部活でもやっていない限り先輩との付き合いはない。だから全く接点はなかった。
安藤さんと初めて会ったのは2008年。今から15年前。同じ出版社から本を出したことでご縁を頂いた。
出版社は大和出版。編集者の方が私と安藤さんの共通点を見て「これは会わせた方がいい」ということで引き合わせて頂いた。
2人の共通点は
・群馬県高崎市出身
・農大二高出身
・歳は1つ違い
・ゴルフが趣味
というもの。住んでいるエリアも近く中学も隣だった。なかなかここまで共通することはない。
それから何度か一緒に飲ませてもらった。私もお酒は好きだが、安藤さんもかなり好き。しかも強い。
その後、何度かゴルフもさせて頂いた。当時は
・安藤さん スコア75~80
・私 スコア90前後
という感じ。今年も勝負したが
・安堵さん スコア80前後
・私 スコア83
といい勝負だったが、勝てなかった。
という安藤さんがアメリカから“アンガーマネージメントのスキル”を持ってきた。
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アンガーマネージメントでは「ムカッときたら〇秒待つ」といったテクニックが有名。
一般的には6秒。少し長めでも10秒待てばいい。それだけで心は静まる。
これはゴルフで役立つ。チャンスでミスをしてOBになったとする。OBとはコース外にボールを打ってしまいペナルティを受けるというもの。これは痛い。
例えば2打目がOBになったとする。その場合、同じ場所から4打目として打つ。これはけっこうムカッとくるものだ。
頭に血が上ったまま次のショットをする。たいていはまたミスするものだ。
こんな時に次のショットを打つ前に「1 2 3 4 5 6」と6つ数える。
たった6秒だが「今のミスはしょうがない、次のショットでは慎重に打とう」と冷静になれる。
ゴルフはメンタルが大きく影響するスポーツ。怒り任せてショットしないように一度冷静になる。これが非常に重要だ。ゴルフにおいてアンガーマネージメントは効果的である。
これは人間関係でも言える。人から何かを言われカチンときたとする。
その際、怒りに任せて「うるさい、そんなこと言われなくても分かっているよ!」と声を荒らげたら?
一瞬で気まずい空気に。ケンカになることだってある。関係がこじれれば修復するのに時間と労力を費やすことになる。
そんな時は「1 2 3 …」とカウントする。
数を数えることで“怒り”→”数を数える”といったことに感情がシフトする。
6秒経てば「まぁ、ここで怒ってもしょうがないな」と思えるようになるもの。
怒りに任せて発言する。これでどれほどのダメージがあるか。経験したことがある人ならその被害の大きさが分かるだろう。これが防げるのが大きい。
極めてシンプルなスキルだが“人とのコミュニケーション”において大きな武器になる。
このスキルも素晴らしいが、私がもっとも参考になったのは“怒りに対する考え方”だった。
・怒り、ムカッとくる
・嫌な思いをする
・腹立たしい、イライラする
など。このような気分に自ら好んでなる人はいない。ということは“人からさせられた”ということ――
(メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』2023年4月21日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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