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女優・杏のライフプランに憧れ?中条あやみの暴走に事務所は困惑

先日、IT社長との結婚を発表した中条あやみさんですが、ハリウッド進出を目指す彼女と所属事務所の微妙な関係を、週刊誌が報道しました。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、ハリウッド進出は“体裁のいい事務所独立劇”と捉えられても仕方がないと事務所側の気持ちを理解しつつ、中条さんが「海外と日本を行き来するライフプラン」に憧れがあるのではと推察します。

ハリウッド進出=体裁のいい事務所独立劇?

最新号の『週刊女性』が、中条あやみが自身のハリウッド進出に向け所属事務所とギクシャクしていると伝えています。

中条は2012年にデビュー以来、公の場で「将来の夢はハリウッド進出」と再三にわたって言い続けていますが、いよいよ女優として11年目の今、その夢に手を掛けようかという時期を迎えたというのです。

ちなみにデビュー作の7月期連ドラ『黒の女教師』は主演が榮倉奈々、番手に土屋太鳳、広瀬アリス、杉咲花という今をときめく若手女優たちが出演した伝説のドラマです。

榮倉は賀来賢人との間に2子をもうけたママ、土屋はまもなく『GENERATIONS from EXILE TRIBE』片寄涼太との第1子を出産、中条は新婚ホヤホヤ…11年の間にはそれぞれに、悲喜こもごものドラマがあったというわけですね。

中条がここにきてハリウッド進出の姿勢を明確にした背景には、今月1日に発表された“資産34億円”とも言われているIT企業社長の存在があることだけは間違いないでしょう。

過去の芸能史を紐解くまでもなく、女優というのは大きなスポンサーを抱えると、無意識の内に大胆な行動にシフトしがちなものです。

仮に進出に失敗したとしても、女優としては“いい経験をさせてもらった”となりますし、本人的には金銭的ダメージは皆無に終わるわけですから、当然前のめりになるのは仕方ない事でしょうね。

それともうひとつ、彼女の背中を押しているのは『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』の予想を遥かに超える大ヒットだと思われます。

今年公開の映画は数あれど、『劇場版~』は公開17日目で興行収入が30億円を超える大ヒットとなっています。

今年の国内実写映画No.1も噂されていますし、主演の鈴木亮平もハリウッド進出の話がここにきて動き始めているようですから、同じ現場で同じ作品に携わった女優としては影響を受けないわけはないような気がします。

大きなスポンサーを手に入れ、主演作品が大成功となれば、中条がティーン・エイジの頃から夢見ていたハリウッドデビューに向けて動き出すのは自然の流れとも言えるでしょうね。

ただこの動きを芸能記者目線で見てみれば、“体裁のいい事務所独立劇”と捉えられなくもありません。

女優・杏のライフスタイルに憧れがあるのでは

モデルに女優にと、デビュー以来一生懸命プロモーションしてきた所属事務所としては、『劇場版~』でさらに大きな売り出しを算段していることでしょうから、そこに“ハリウッド進出”を言い出されては“ちょ、ちょっと待って…”のひと言も言いたくなるのは当たり前でしょう。

ドラマや映画のオファーも増えているでしょうし、新CM契約も決まるかもしれない矢先のハリウッド…所属事務所も頭が痛いところです。

これはあくまで私の勝手な推測ですが、中条と旦那様との頭の中には、昨年夏に3人の子供を連れてフランス・パリに移住した杏のライフ・プランがあるのでは…と思っています。

プライベートは誰の目も気にしない海外で、自由で快適な生活を送り、大きな仕事のときはスポンサー持ちで日本に帰ってくるというライフ・プランが。

ハリウッド映画関係者の知り合いに話を聞けば、今、英語が堪能な若いアジア系女優の需要は十分過ぎるくらいあると教えてくれました。

昨今のハリウッド風潮から、日本の若い、魅力ある女優をキャスティングしたいと考えるプロデューサーは少なくないと言うのです。

真田広之、渡辺謙は成功しているわけですが、小栗旬や木村拓哉、山下智久、新田真剣佑が軽く跳ね返されたハリウッドの高く険しく厚い壁に、若い魅力的な女優には数段の足場が掛かっている、と…。

イギリス人の父を持ち、英語とフランス語に堪能だと言われている中条ですが、ハリウッドの現場でのネイティブにはこれからの努力も必要でしょうし、杏も私たちにはわかりませんが、見えない細かいところで苦労しているのは易く想像できます。

綺麗で可愛くてスタイルもいいだけではすんなりとハリウッド進出とはならないでしょうが、真剣に目指す意気込みと勇気があるなら、将来的には『エブエブ』のミシェル・ヨーのように高みを極めてもらいたいものです。

ハリウッドにおいて“日本の女優は菊地凛子だけじゃない!”と大声で叫べるように…。

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by:TENCARAT

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