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櫻井翔の“フレームアウト”は「24時間テレビ」が原因か?大御所・和田アキ子もジャニーズ問題“無視”を貫く異常

28日、KAT-TUNの中丸雄一(39)が、自らがレギュラー出演する『シューイチ』(日本テレビ系)にて、故ジャニー喜多川の性加害問題について語った。ジャニーズ事務所は同日、心のケア相談窓口の開設と、外部専門家による再発防止特別チームの設置、そして、3名の社外取締役の就任を書面で発表している。これに中丸は「全てが補完されるわけではないだろうが、前進の一歩」などとコメント。問題について言及した点は評価されている一方、「社会貢献が好きな会社」と、事務所の擁護とも取れる発言もしており、苦言を呈する視聴者もいるという。

中丸は無難なコメント、櫻井は?

今回の中丸の発言について、テレビ関係者はこう口にする。

「事務所最年長の東山紀之さんが問題について発言したので、次は櫻井翔さんかと言われていた中、まさかの中丸さんでしたね。最後の事務所擁護のような発言については賛否が分かれそうですが、個人的には中丸さんのキャラクターらしい無難なコメントだったなと思います」

一方、月曜のレギュラーキャスターとして出演する「news zero」(日本テレビ系)で、性加害問題について2週連続言及しなかった「嵐」の櫻井翔(41)。彼は今、「キャスター失格」などと厳しい評価を受けているが、これについてはどう感じているか?

「様々な事情があるんだと思いますが、ネットの声が大きい時代ですからね。もう少し、良い意味で視聴者に媚びる必要があったんじゃないかな?とは考えます。先々週の放送で有働さんに言わせるのではなく、自分で言っていたら、結果的に本人も楽だったはずです。完全に、タイミングを逸しましたよね」

ジャニーズによるジャニーズのための24時間テレビ

一方、芸能情報に詳しい夕刊紙記者は違う見方をする。

「東山さん、中丸さん、後、元ジャニーズの近藤真彦さんらに言えることは、結局、あなたは知ってたの? ということ。このままじゃ良くない……のような薄っぺらいコメントじゃ、視聴者は納得しないでしょう」

だが、「結局、そんなことを言えるわけがない」と続ける。

「ジュリー社長の“知らなった”発言に“そんなわけないだろ”といった批判が殺到していますので、ジャニーズタレントが“私は知りませんでした”なんてリスクを取れるはずがありません。もちろん、“私は知っていました”も無理でしょう。結局、賢い櫻井さんは、何を言っても逆効果ということが分かっているのでは?と分析する記者も多いです」

また、この記者は「24時間テレビ」の存在も大きいとも話す。

「日テレにとっては“ドル箱”コンテンツで、視聴率の取れるジャニーズタレントに出てもらいたい。なので、性加害に深く言及はせずご機嫌を取るしかないんじゃないですか? ただ、児童に性加害をした疑惑のある創設者の事務所に所属するタレントがメインで、『愛は地球を救う』は、視聴者をバカにしすぎだろうと個人的には思いますが(苦笑)。それに、チャリティを謳っておいてジャニーズ事務所に一体いくらの金が入るんだ? と視聴者が訝しむのは当然。今年はどうなるんですかね」

大御所、和田アキ子もダンマリ。ジャニーズへの忖度は止まらないのか?

ジャニーズ事務所の性加害問題に関しては、まだまだマスコミの忖度と思われるシーンが目立つ。その一つに大御所タレント・和田アキ子(73)の冠番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)がある。

歯に着せぬ物言いといえば和田アキ子だというほど、これまで番組内で様々なニュースを斬ってきた和田だが、今回のジャニーズ性加害問題に関しては“ダンマリ”を決め込んでいるのだ。

一方、5月18日に病院に救急搬送された歌舞伎俳優・市川猿之助(47)のニュースには「不思議なことがありすぎる」などと言及。露骨な忖度にゲンナリする視聴者は多いようだ。

前出の夕刊紙記者は言う。

「この問題が大きくなる前に、和田さんは自身のラジオで“ジャニーさんに可愛がってもらっていた”と言っていますから、こうなるだろうなという予想はできました。でも、だからこそそうした噂を聞いたことがあるのか? ご本人の口から聞きたかったです。まあ、結局は大御所でも気を遣う人間や事務所はいるというのが現実なんですね」

まだまだ止まらないマスコミの忖度報道に終わりは来るのだろうか?

image by:Japanese Station, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

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