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W不倫報道の広末涼子に待ち受ける試練。あの唐田えりかに「アドバイス」していた過去も

『文春オンライン』でW不倫疑惑を報じられた女優の広末涼子さん。本人は疑惑を否定しているものの、出演中のCM動画が削除されるなど不倫スキャンダルの代償は大きく、今後の芸能活動の雲行きが怪しくなってきています。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、芸能界で早くも「広末さんのポジション争奪戦」が始まるのではないか、と予想しています。

呪われた“ベストマザー賞”

『週刊文春』が報じた“W不倫”で、広末涼子の周辺がにわかに騒がしくなっているようです。

一般社団法人『日本マザーズ協会』が主催する“ベストマザー賞”2022年度芸能部門の受賞者を選定した方達はまさかこんな騒動になるとは思ってもいなかったでしょうね。

ちなみにこの“ベストマザー賞”、今までは小倉優子、今井絵理子、長谷川京子といった名前が並び、一昨年の受賞者は篠田麻里子ですから、もしかしたら選考者たちには別の意味で“先見の明”があるのかもしれません…恐いですね…。

さて広末の“W不倫”騒動ですが、最も対応が迅速だったのは『キリンHD』で、“本麒麟”のCMに出演中の広末を、瞬く間に降板させました。

“大衆酒”をプロモーションしていく上でイメージ・キャラクターのプライバシーは大事です。

広末が美味しそうにビールを飲むCMが、幸せな家庭での家飲みではなく、不倫相手との高級ホテルスイートルームを連想させてしまうようでは消費者の反発を招くのは必須です。

危機管理がしっかりと行き届いた企業なのでしょうね。

広末は他にも、企業の法務部門をサポートする『Legal Force』ともCM契約を結んでいます。

このブログを書いている時点で同社のHPトップは広末ですが、様々な契約書のリスクを洗い出し、リサーチ、修正、ナレッジの共有をサポートする会社のイメキャラが“W不倫”の広末で大丈夫なのでしょうか…他人事ながら心配になります。

損害賠償への対応は必至

プライベートのトラブルでよく起きる事案ではありますが、広末と所属事務所は、これから多方面に渡る損害賠償に対応していかなければいけない事になるでしょうね。

『週刊文春』に直撃され「失礼です!」とか「子供3人いるんです。(不倫は)ありません!」と興奮気味に答えた広末も、事務所が正式に不倫を認めたわけではありませんが謝罪文章を発表する展開になるとは思っていなかったかもしれませんね。

事務所は広末に「厳重注意をしております」とコメントし、その処遇に関しては何も触れてはいませんが、好感度の高い人気女優が“W不倫”とは…これまで通りドラマや映画に出演することは考えにくいと思われます。

3年程前に同じ所属事務所の唐田えりかが東出昌大との不倫が原因で芸能界から姿を消すことになった時、陰で彼女に助言していたと言われていた広末が、今度は自らが時期と期間はわかりませんが謹慎の危機に直面するとは…。

とすると…弱肉強食の芸能界、当然広末の去ったポジションに、狙いを定めてすでに水面下で動いているのが大手芸能プロダクションの強者でしょう。

CM、ドラマ、映画…今まで広末に取られてしまっていたポジションを、年齢の近い女優やタレントを持つプロダクションが一斉に売り込みをかけるわけです。

石原さとみ、深田恭子、多部未華子、宮崎あおい…漠然と何人かの女優の顔が浮かんできます。

放送開始から第5話で病死した『らんまん』や、5月19日に公開された『最後まで行く』関係者たちは、今頃“良かった~…終わった後で…”と本音で胸をなでおろしていることでしょうが、あれだけの売れっ子女優、おそらく解禁前の現在進行形の作品もあるはずで…。

“W不倫”と名付けられたスキャンダルの代償はいかばかりなのか…今後の対応が気になります。

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by:Dick Thomas Johnson from Tokyo, Japan, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

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