継続は力なりといいますが、継続をしていくためには「根性」が必要だと思っていませんか? 今回、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、 根性でやろうとする継続はうまくいくはずがないとして、その理由を語っています。
継続を根性でやるからダメなの
私はこのメールマガジンで何度も継続の話をしているんですが、たまにセミナーの2次会で、
■ 3年も続けるには根性が要りますよね~
みたいに言う人がいて、顎が抜け落ちるんじゃないかってくらい驚きます。
継続を根性でやろうって、マンガ『巨人の星』の時代から進歩していないじゃないですか。未だに「モーレツっ!」って叫んでるクチですか?
そもそも根性でやろうとすることって、自分にとってはやりたくないことじゃないんですか。だから根性を出さなきゃ続けられないって考えるわけですよ。つまり二重の意味で間違っているんです。
ハッキリ言って、やりたくないことは継続できません。何かを継続しなきゃと考えた時に、そのことがやりたくないことなら、もうこの時点で継続はムリですから。
例えば、英語を話せるようになりたい、そのために英単語を毎日10個覚えよう、でも英単語を覚えるのはしんどいから嫌いなんだよね~って思うのなら、やるべきことは根性を出すことじゃありません。
● 英単語を覚えることイコールやりたくないこと
という概念ぶち壊すことが先決なんです。やりたくないこと、でもやらなきゃならないことなら、どうやって「やりたくない!」という感情を壊すことができるかを考えるのです。
やりたくない!から、せめて「やらないわけにはいかない」くらいにはしなきゃならないんです。そのためには、一つは恐怖訴求が必要ですし、もう一つは報酬回路の設定が必要です。
前者の恐怖訴求は、やらなかったらどんな未来が訪れるのかを考えることで、これはもちろんネガティブな未来という結論にする必要があるんですよ。やらなかったらどんなに悲惨で辛い未来がやってくるのかを論理的に考えるということです。
後者の報酬回路は、やった場合にどんな良いことがあるのかという前者とは真逆のことを考えるということです。
やらなかったら悲惨な未来が来るけど、やったら素晴らしい未来が来る、だからやってみようって考えるわけですよ。ここでどういうシナリオを考えられるのかが、事の成否の8割を占めるんじゃないですかね。ですから、じっくりと時間を掛けて、考える必要があるんです。
ハッキリ言って、やらなかったら死んじゃうという未来と、やったらウェーイの未来の二つをロジカルにセットできたら、継続から根性が必要無くなるんですよ。
いきさつはどうであれ、イヤイヤではない形で何かをやるようになったら、何らかの変化は手にするわけです。つまりビフォーアフターを体験するわけでしょ。そのアフターの中から、自分の気分がポジティブになるモノを見つけられたら、
● やって良かったー!
って思えるじゃないですか。
ここで、イヤイヤやっていると、見えて来る風景がみんなネガティブなモノになりますから要注意ですよ。そもそもやりたくない、辛いことをやっていると考えているわけですから、潜在意識がそれを強調してもっとイヤな世界を見せようとしますからね。だから少なくともニュートラルな気分でやることが必要になるんです。
でもここまで来たら、後は自動化のための施策を考えたらオシマイです。オシマイとは、ゴールに到達できるということです。イヤなことじゃない、そしてそれをやったことで、少しだけど成果や報酬を手にしたというのなら、あとは
● 続けるためのメカニズムを考える
ことで、自動エンジンが完成するわけですから。
多くの人は、このセットアップをせずに、いきなり「続けるためのメカニズム」を考えようとするんです。だから失敗するんです。
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