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自宅に動物の死骸を投げ、壁に落書きの「証拠」写真。佐賀県鳥栖市いじめ事件の被害家族をさらに追い詰める卑怯な輩

2012年、佐賀県鳥栖市の中学校への入学直後からおよそ7ヶ月間、複数の同級生による激しいいじめを受け続けた佐藤和威さん。裁判では加害者側に400万円の賠償を命じる判決が下りましたが、佐藤さんへの執拗な嫌がらせは今も止むことはありません。今回のメルマガ『伝説の探偵』では現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、思わず目を背けたくなるほどの「証拠写真」を誌面で公開。被害者家族を追い詰める悪辣な行為を批判するとともに、もし佐賀県民や鳥栖市民が犯人を見つけ出す気がないのであれば、「異常な人権侵害地域だと宣言するのがいいだろう」との厳しい見解を記しています。

現役探偵が告発、鳥栖いじめ事件被害者へのあまりに酷い嫌がらせ

佐賀鳥栖市のいじめ事件をご存じだろうか?

時を遡り、2012年4月に鳥栖市の市立中学校に入学した佐藤和威さんが複数の同級生からエアガンなどで撃たれるといういじめを受けていたという事件だ。

それもこの加害者らが女児を的(マト)にしていたのを止めたことから始まったという。

学校や市教委の関係者が入った第三者委員会、いじめを否定する加害者、裁判がありというのは連日報道された。

佐藤さんは「顔出し・実名」で戦っている。

いじめの内容や現在の状況などは他誌でも詳細に報じられている。『伝説の探偵』では、後日取材と調査をする事にして、今回は、佐藤さん家族が受けているあまりに酷い嫌がらせを告発する。

情報提供された誹謗中傷や嫌がらせはあまりの多く、話だけでは俄かに信じられないような被害が複数あるため、本誌ではその一部を紹介する。

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もはや犯罪。いじめ被害者宅に投げ込まれた動物の死骸

自宅に動物の死骸などを投げ込まれる。

被害側提供
※ 編集部註:センシティブな画像のため一部モザイク処理を施しています

これは実際に死骸を入れられた後、証拠保全のために撮ったという写真だ。

被害側提供
※ 編集部註:センシティブな画像のため一部モザイク処理を施しています

正直なところ、こういう被害は異常性と猟奇性を感じる。こうした被害は、一度や二度ではないという。

さらに、NHK『僕は佐藤和威を取り戻す』が放送された翌々日、佐藤さん宅の壁に何者かが落書きをするという事件が起きた。

実際の被害の写真だ。

被害側提供

被害側提供

いじめの被害というのは、加害者の選択であるというのが定説なのだ。

被害者側に一切の非はない。誰が好き好んで被害者になろうとするだろう。

いじめの被害を申告するのは当然だし、隠蔽をはかられれば声も上げよう。

声を上げたら、嫌がらせを受ける事例は実際、私も多くの酷い被害を受けているから、日本国中で起きていると言っても過言ではない。

何の非もなく運悪く犯罪性の高い加害者らに狙われ、隠蔽体質の学校や教委がこれを隠蔽し、声を上げたら、何者かによる犯罪という被害を被る。

これが今、佐賀県鳥栖市いじめ事件の被害者とその家族が受けている現実だ。

ハッキリ言う。

鳥栖市民、佐賀県民が地元を誇りに思うのであれば、今すぐ犯人を見つけ出し、佐賀県と鳥栖市には正義があるということを日本のみならず世界に示すべきだ。

それをせずに、さらに被害者とその家族を責めようというならば、異常な人権侵害地域だと宣言するのがいいだろう。

既に地元警察も捜査をしているという。情報をお持ちの方は、ぜひとも通報をして警察に情報提供してもらいたい。

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いじめ探偵が各地で受けている嫌がらせや脅迫

私は隠蔽事件などや被害者の声が消された事件などを『伝説の探偵』で取材したり、調査や検証をしています。時には記者会見に同席することもあるし、地元の記者さんと連携するなどすることもあります。

そのせいか、例えば、名古屋や山梨、高知の他、酷い嫌がらせを受けたり、脅迫されたりすることがあります。中には弁護士を使って訴えると脅してくることもあります。

また、ある記者クラブに圧力をかけてきたということもあったし、記事にすることで金品を得ているという不当な噂を流されたりもします(ちなみに、記事がどんなにアクセス数が増えても私の報酬にはなりません)。

ただ同時に、被害者さんとその家族はさらに被害を受けています。それによって引っ越しを余儀なくされたり、職を解かれたり、会社に嫌がらせを受けるということもあるし、令和の時代に村八分という醜悪な行為を受けています。

家族のために当初の主張を変えたという人もいるし、口を塞ぐ人もいます。これは仕方がないことでもあります。

こうした現実に令和の時代を生きる皆さんはどう思うでしょう。もしも、こんな理不尽は許されないと1ミリでも思うなら、SNS上でも構いません。

今起きている現実を一人でも多くの方に伝えたり、自らの意見を投じて欲しいと思います。

一人一人の力は僅かかもしれません。しかし、全ての物事は、誰かが言い始めて、それが拡がっていくことで大きな力となっていきます。

あなたの助力を求めます。

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image by: 伝説の探偵

阿部泰尚この著者の記事一覧

社会問題を探偵調査を活用して実態解明し、解決する活動を毎月報告。社会問題についての基本的知識やあまり公開されていないデータも公開する。2015まぐまぐ大賞受賞「ギリギリ探偵白書」を発行するT.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚が、いじめ、虐待、非行、違法ビジネス、詐欺、パワハラなどの隠蔽を暴き、実態をレポートする。また、実際に行った解決法やここだけの話をコッソリ公開。
まぐまぐよりメルマガ(有料)を発行するにあたり、その1部を本誌でレポートする社会貢献活動に利用する社会貢献型メルマガ。

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