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強引な「コオロギ食」が日本を潰す。日本人が“健康と長寿”のため口にすべき食べ物

1月15日から5日に渡って開かれた世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」。「信頼の再構築」をテーマに話し合われた会議では、トランプ政権の再来を警戒する声が多く聞かれたとメディアが伝えています。そんなダボス会議では昨年、「昆虫食への移行」が議論され大きな話題となりました。今回のメルマガ『ねずさんのひとりごとメールマガジン』では作家で国史研究家でもある小名木善行さんが、かような動きを牽制するとともに、日本人はどのようなものを食べるべきかを考察。その上で「あらためて取り戻すべき文化」を提示しています。

日本の希望の再生のために

さて、ダボス会議では、寅さん(ドナルド・トランプ)再選を恐怖と位置づけているとのことですが、寅さんの再選がどうあれ、すでに世界中の人々が、これまでごく一部の大金持ちの利益のために、567や迷惑駐車が盛んに行われ、挙げ句、戦争は始まるし、コオロギを食べろとか言い出すし、特定会社の種子しか農業に用いてはならないとか言い出す横暴に気付いています。

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我が国では上古の昔から「知らす」という言葉が大切にされてきましたが、「知る」ということは、実は世界を浄化する強烈なエネルギーです。

そして現代の世相を観ると、我が国が上古の昔から「知る、知らす」ことを大切にしてきたことが、振り返ってみれば、我が国をして蓬莱山とか扶桑の国などと世界中が呼ぶようになった最大の理由であったとみることができます。

知れば、世界が変わるのです。

ただ、現状を見ると、知ることによる衝撃から、ただ相手を評価し批判し中傷し攻撃することに終始しているように思えます。

けれどそんなことでは、世界が変わることはありません。

ただいたずらに批判を繰り返していても、次の展開に向けた主体的な動きが伴わなければ、日本も世界も良くなることは決してないのです。

これはあたりまえすぎるほど、あたりまえのことです。

しかし、人の意見というものは、百人いれば百通りの意見があるものです。

そして意見がバラバラなうちは、世の中が良い方向に変わることは決して有りません。

ではどうするのかといえば、これまたあたりまえのことですが、先に「根っこ」を持つことです。

我々日本人なら、日本人として、日本人が古来大切にしてきた日本文化の原点をしっかりとわきまえることです。

では、その原点とは何かというと、それが、「健康と長寿」です。

我が国では、誰もが健康に、そして長生きできることを、実は社会全体として大切にしてきたという国柄をもちます。

そして健康で長生きをするためには、身を健康に保つことが必要です。

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では、身の健康はどこから生まれるかといえば、食と空気です。

なにしろ人の体は、食べたものと、その食べたものを酸化させて消化するための息、つまり空気からしか出来上がっていないのです。

そうであれば、いかに健康な食べ物を確保するか。

そしていかにおいしい空気を確保するかは、我が国最大の政治課題であるはずです。

ところが戦後の日本は、焼け野原で、かつ深刻な食糧難から始まりました。

結果として、食事はコンビニ弁当であろうがマクドナルドであろうが、とにかく食べることさえできれば良いという政策であったし、高度成長の頃には深刻な公害問題を経験したりもしてきています。

このため、戦後の食は、とにかく食べることができれば良いという時代があり、それがいまでは、美味しければもっと良いくらいの状況になっています。

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けれど、健康を考えたら、それだけではいけない。

良い土から生まれたファイトケミカルの強くて安心な食べ物をいただくことができるようにしなければならない。

空気も、緑地を潰して太陽光パネルを一面に敷き詰めるなどもってのほかで、国をあげて緑を大切にする文化を、あらためて取り戻していかなければならない。

そういう意味で我々は、現状の問題を知るだけでなく、その根幹にある大切なものを、しっかりと取り戻していく活動を進めなければならないのだと思います。

なぜなら、日本の覚醒が、世界を救うことになるからです。

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静岡県出身。国史研究家。倭塾塾長。日本の心をつたえる会代表。日本史検定講座講師&教務。インターネットでブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。 著書に「ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人」第1巻~第3巻。「ねずさんの日本の心で読み解く百人一首」がある。

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