11月の大統領選挙で再び相まみえることとなるバイデン氏とトランプ氏。現在のところ支持率も拮抗しており接戦が予想されますが、どちらを選んでもアメリカに明るい未来はないようです。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では国際政治経済学者の浜田さんが、バイデン・トランプ両氏について「大統領職に挑める資格も見識も感じられない」とする理由を解説。その上で、彼らのような指導者しか存在しないアメリカの行く末を案じています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:バイデン対トランプの勝負:2人とも最高指導者には失格!?
バイデン対トランプの勝負:2人とも最高指導者には失格!?
ぶっちゃけ、アメリカ人でなくて良かったと思わざるを得ません。
11月に迫った大統領選挙ですが、再選を目指すバイデン氏、復活を狙うトランプ氏どちらも常識が全く通じないどころか、頭の構造が機能不全に陥っているとしか思えないからです。
いずれも大統領職に挑める資格も見識も感じられません。
先ずは、バイデン大統領ですが、今年の1月から4月の間に明らかになった失言回数は148回に達しています。
その都度、ホワイトハウスは訂正と釈明に追われるという有様です。
最近の例は、次のような発言でした。
「トランプは韓国の金正恩大統領からラブレターを何度も受け取ってきた」。
これは明らかに北朝鮮の金正恩総書記のこと。
バイデン大統領は韓国のユン・ソンニョル大統領と何度も首脳会談を重ねていながら、この体たらくです。
こうした認知症的発言を受け、トランプ前大統領は「バイデンはバカだ。頭が悪過ぎる」と見下し発言をエスカレートさせています。
とはいえ、トランプ氏にバイデン氏をバカにできる資格がどれだけあるのでしょうか。
例えば、大統領時代のトランプ氏はコロナウイルスに感染しましたが、その時の発言は今でも記録に残っています。
「コロナウイルスを殺すには漂白剤を使うのが一番だ。体内に注射すればウイルスをたちどころにせん滅できる。1分もかからない」。
当時も今も信じがたい発言のオンパレードです。
大統領時代の秘書官の発言からもトランプ氏の異常な性格が推察できます。
曰く「トランプ氏はコンピュータが使えません。メールアドレスもありません。スタッフが準備したものを紙に打ち出し、そこに手書きで赤を入れるのです。ネット情報へのアクセスも苦手で、新聞紙が手放せません」。
時代に取り残されていることは明らかでしょう。
また、娘のティファニーとのツーショット写真を撮られないようにしてきたそうです。
その理由が奮っています。
自分が肥満体型になってきたにもかかわらず、「俺の娘のティファニーは太り過ぎだ」と公言してはばかりません。
しかも、こうしたトランプ氏の本性をメディアに流したという理由で、秘書官は相次いで首を切られていたのです。
ぶっちゃけ、人気番組の決め台詞「You’re fired!」(お前はクビだ)をホワイトハウスで連発していたのでした。
こんな指導者しかいなのであれば、アメリカの時代は終わりとしか思えません。
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