MAG2 NEWS MENU

日経平均、一時1700円超も下落。NVIDIA株暴落で2789億ドルが吹き飛ぶ…「追証」に怯える人も

4日、日経平均株価は一時1700円超も大幅に値下がりし、投資家たちの間で悲鳴と懸念の声があがっている。急落のきっかけはアメリカの株安で、3日に発表された米国の製造業の景況感を示す経済指標が予想を下回り、そのことで景気後退が再浮上したためだ。

ダウ平均株価は600ドル以上も値下がりし、AI向け半導体メーカー大手のNVIDIA(エヌビディア)は9.5%も下落。2789億ドル(約40兆5460億円)が吹き飛んだ計算になり、米1銘柄として過去最大となったことも影響している。

この米国市場の下落が重しとなって、東京市場でもハイテク株を中心に幅広い銘柄に売り注文が膨らんでいるという。

8月初旬の暴落のトラウマも残る中、日本の投資家の間で懸念されるのが、日経平均2万円台突入というさらなる大暴落と、信用取引の「追証」だ。

追証(おいしょう)とは「追加保証金」の略称。米株信用取引をおこなうには、米ドルや米国株式などの保証金を証券会社に差し入れる必要がある。維持率(委託保証金率)が予め決められた一定ラインを下回った場合に保証金を追加する必要があり、これが「追証」だ。

追証の判定はリアルタイムではおこなわれず、取引終了後に2回おこなわれる。1回目の追証判定の結果は、取引終了後の9時頃に表示される。2回目の追証判定の結果は、毎営業日システムメンテナンス終了後19時30分頃。

● 追証(おいしょう)の仕組と対処法(SBI証券)

SNSには、今回の株安を受けて、さらなる大暴落を懸念する声や、追証に怯えるコメントが多くポストされている。

X上の反応





image by: FilipArtLab / Shutterstock.com

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け