朝いちばんにやる仕事、あなたはどんなものを選んでいますか?無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、「一番大きなカエルを食べる」ことが大事だとしてその理由を語っています。
カエルを食べる
アメリカの作家、マーク・トウェイン(トム・ソーヤーの冒険の著者)の言葉にこんな言葉があります。
「もしあなたの仕事がカエルを食べることなら、朝一番に食べなさい」
僕は仕事をする上でこの言葉が本当に大事なことだなと思っています。
カエルを好んで食べる人もいるかもしれませんが、この言葉自体は、
「カエルを食べるなんて絶対にしたくないよね」
「そんなやりたくないことをやらなければならないなら、朝イチでやるようにすれば、その日の最悪事はもう終わったと安心できるよ」
ということを言っています。
僕も日々仕事をしていて、尻重な仕事というのはたくさんあります。
やらなければいけないことはわかっていても、気分があまり乗らない仕事や、面倒だなと思うタスクはたくさんあるのです。
そういう仕事は、どうしても気が乗らないのでついつい後回しにしてしまいがち。
でも後に回せば回すほど、「あ~、どうせやらなきゃいけないんだよな」「嫌だなぁ」とずっと頭の片隅に残ってしまって、他の仕事も気がそぞろになってしまいます。
だったらいっそ仕事を始めたど頭にそれをやってしまえば、後が楽になるということなんですよね。
現在の普段の仕事のやり方はなるべくそうするようにしていて、まず朝イチでやらなければならない仕事の中で気が乗らないことを片付ける癖がついています。
(メールマガジンはその合間の気分転換に書いていることが多いので、午前中にお届けすることが多いです笑)
このやり方にしてから、僕のスケジュール感はかなり変わりました。
正直なところ、きっかけとなったのは子供が生まれたことです。
それまでは妻と2人ですから、1日どのように過ごしても夜まで仕事を持ち込むことはしょっちゅうでした。
だからダラダラ時間をかけて、「やりたくないなぁ」とか思いながら夜になってようやく着手するということも非常に多かった。
ですが子供が生まれてからは、なかなかそうもいきません。
保育園に行っている間にやるべきことを片付けておかないと、子供が帰ってきてから仕事をやる余裕もあまりないわけです。
そのため、とにかくやるべきことは早め早めにやっておくようになりました。
今となってはむしろ午後の時間は余裕があることも多く、そうなって良かったようにも思っています。
とにかく精神的に楽になるのです。
やりたくない仕事、気が乗らない仕事が控えている時は、できるだけ早めに片付けるようにしてみましょう。
都合としてどうしても後になってしまうのであれば仕方もありませんが、”後回し”にする癖がつくと、本当に1日を重い気分で過ごす時間が増えてしまいます。
ちなみに、マーク・トウェインはこのようにも語っています。
「もしあなたの仕事がカエルを二匹食べることなら、一番大きなカエルから食べなさい」
販売業をしていれば、仕事の内容は多岐に渡りますから気が乗らない仕事も一つだけとは限りません。
そんな状況であれば、とにかく重いものから片付けていく。
生産性が大事なんてよく言われますが、時間管理がどうとか、スピードがどうとかを考えなくても、大きなカエルを食べることから始めるだけで生産性は意外と上がるものです。
今日の質問&トレーニングです。
1)今日の仕事で、あなたにとって一番大きなカエルは何ですか?
2)まずその仕事から片付けてみると、普段とどんな違いを感じるでしょうか。
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