「年収103万円の壁」引き上げこそ与党に阻まれたものの、“国民の手取りを増やす”政策で支持を広げている国民民主党・玉木雄一郎代表。ところがその実弟・玉木秀樹氏が、兄の肩書きと信用を利用して投資詐欺を働いているのは既報のとおりだ(関連記事1、2、3、4、5)。今回、この実弟に関して驚くべき新情報が飛び込んできた。ジャーナリストの山岡俊介氏が主宰する『アクセスジャーナル・メルマガ版』が詳しく報告する。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:「ミュゼプラチナム」の“黒幕”まで食っていた、国民民主・玉木代表の実弟
手練手管の“黒幕”高橋氏を手玉にとった玉木氏実弟の秀樹氏
この記事のタイトルに出てくる、大手脱毛サロン「ミュゼプラチナム」の“黒幕”とは、高橋英樹氏のことだ。
ミュゼは、広告代の隠れ債務が巨額であることから経営がひっ迫し、素姓の怪しい者も経営にタッチするなか、昨年9月、会社分割され、新たに「MPH」(東京都港区)が経営権を取得。会長には美容業界ではカリスマ的存在で、かつ上場企業「フォーサイド」(2330。東証スタンダード。東京都中央区)の社長も務める大島正人氏が、同じく美容業界で実績ある三原孔明氏が代表取締役社長に就任。これで、いよいよ正常化するとも見られていた。
ところが、本紙指摘のように、実はこの2人に実権はなく、裏で資金繰りの面倒も含め、取り仕切っていたのが高橋氏だった。
これまた本紙既報のように、つい先日には、大島氏の方がクーデターを起こし、現在、高橋・三原社長側は窮地にあるとはいえ、こんな芸当、そうできるものではない。
高橋氏は、実に手練手管にも長けているといっていいだろう。
玉木秀樹氏に翻弄され8000万円の損害
ところが、そんな高橋氏が、本紙が早くにスッパ抜き、追及している国民民主党・玉木雄一郎代表の実弟・玉木秀樹氏に手玉に取られた格好で8000万円もの損害を出していたことがわかった。
それだけでも驚きだが、実は2人は仲良く「AIX JAPAN」なる合同会社の業務執行役員に就いていたのだ(そして、玉木秀樹氏の方が代表社員に)。横に掲げたその法人登記簿のように、2人が業務執行役員に就いたのは2023年10月19日のこと。
だが、それからわずか8カ月ほどで、この会社は解散している。
いったい、何があったというのか?
玉木秀樹氏は「ドバイ」で何を計画していたのか?
ヒントを出すと、玉木秀樹氏がこの会社でやろうとしていたことはドバイと関係がある。
そう、ドバイといえば玉木秀樹氏、刑事告訴され捜査が進んでいる案件も、ドバイの王族と組んで電気自動車を製造・販売するなんて計画絡みだった。その前には、トヨタ自動車の豊田家一族の会社の代表に玉木秀樹氏が就いたこともあった。
【関連】国民民主・玉木代表が苦しむ「実弟の壁」…弟の投資詐欺疑惑は最終局面へ…もう見捨てるしかない!?
関係者が解説する。
「そもそも『AIX』なる会社がドバイにあり、そこは高級車を担保におカネを貸しています。アラブ首長国連邦は金銭トラブルにひじょうに厳しく、返金できない場合は実刑にも問われるそうです。それで返せない人は高級車を残したまま海外逃亡する。
そこで、この担保に取った高級車を日本に輸出し、販売してはどうかという話が玉木秀樹氏に来たそうで――――(この続きはメルマガをご購読ください。この件に関して「自分はまったくの被害者」と嘆く高橋氏の生々しいコメントも掲載しています。公益性、真実相当性があれば相手が大物政治家でもアウトローでも恐れず報じる『アクセスジャーナル』はあなたの支援を必要としています)
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(本記事は『アクセスジャーナル・メルマガ版』2025年3月10日号を一部抜粋したものです。この号では下記の内容を掲載しています。初月無料でお読みになりたい方はぜひご登録下さい)
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image by: 玉木雄一郎オフィシャルサイト