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高市首相がトランプに抱きつき・腕組み・踊り狂い…「米国の飼犬」とまで世界に報じられた日本の末路

2026年3月、高市早苗首相が訪米し、ホワイトハウスでトランプ大統領と首脳会談を行いました。「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ」——そんなオベンチャラが国際社会に衝撃を与え、先進国の大半がトランプと距離を置き始めたまさにそのタイミングで、日本だけが真逆の動きを見せています。今回のメルマガ『きっこのメルマガ』では、著者で有名ブロガーのきっこさんが、高市首相の接待外交の顛末とその深刻な代償を鋭く斬っています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです

早苗ちゃんの接待外交顛末記

相変わらずドナルド・トランプというたった1人の疫病神の一挙手一投足に世界中が振り回されている中、3月19日に米ワシントンのホワイトハウスで行なわれた高市早苗首相との日米首脳会談の内容が、さらなる混乱の火種となり始めています。しかし、こうしてメルマガで取り上げようとしても、トランプの言うことは毎日のようにコロコロ変わりますし、そもそもがトランプの言っていることの大半は相手側から完全否定されている真偽不明のものなので、論評のしようがありません。

日米首脳会談の内容にしても、日米で言ってることが正反対です。トランプが日中韓などに要求してきたホルムズ海峡への艦船派遣について、高市首相は「日本の法律の範囲内でできることとできないことがあるので、詳細にきっちりと説明した」と述べました。つまり「日本には憲法9条があるので自衛隊の艦船派遣はできない」と説明したことになります。そして、この報告を受けて、各紙が実施した全国世論調査では、高市首相の会談内容を「評価する」が6割を超えました。

しかし、この世論調査が実施された22日、アメリカのウォルツ国連大使は米CBSテレビの番組で「日本の首相が海上自衛隊による支援を約束した」と発言したのです。この発言内容が事実であれば、高市首相は日本国内向けに嘘をついたことになります。木原稔官房長官は「そのような約束をした事実はない」と大慌てで火消しに走りましたが、日本とアメリカのどちらが嘘をついているのか、現時点では不明です。

ここで言えるのは、もしも高市首相が「自衛隊の派遣を約束した」と述べた上で世論調査が行なっていたとしたら、その結果は大きく違っていただろうと言うことだけです。しかし、いくら会談内容が真偽不明とは言え、ホワイトハウスで顔を合わせたとたんに遠距離恋愛の恋人に会ったかのようにトランプに抱きつき、まるで昼間から円山町のラブホに入って行く不倫カップルのように腕を組んだ高市首相の厚顔無恥な従属ぶりは、全世界に報じられてしまったのです。

他にもホワイトハウス内で狂ったように浮かれて踊る姿など、見ているこちらが恥ずかしくなるような乱痴気ぶりを惜しげなく炸裂させた高市首相でしたが、あたしはちょうど20年前、エルヴィス・プレスリーのサングラスを掛けてハシャギまくり、ブッシュ大統領夫妻を苦笑いさせた小泉純一郎の姿がデジャブってしまいました。

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「ドナルドだけが世界を救える」発言の波紋

ま、それはそれとして、外交的な問題点としては、ノーベル平和賞が欲しくてたまらないトランプに対して、リップサービスのつもりで言ったのかもしれませんが、高市首相の「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ」という呆れ返るオベンチャラです。何とか蜜月ぶりをアピールしようと、あえて「ドナルド」とファーストネームで呼んだ高市首相に対して、最後まで一度も「サナエ」とは呼ばなかったトランプの「主従関係アピール」のほうが上を行きましたが、このオベンチャラ自体は国際社会に衝撃を与えました。

高市首相が尊敬していると言う安倍晋三元首相は、トランプと頻繁に「接待ゴルフ」を繰り返し、時にはバンカーでひっくり返るというパフォーマンスまで披露してトランプへの飼犬アピールに余念がありませんでしたが、今回の高市首相のオベンチャラは、敗戦国としての恥も外聞もない「接待外交」の極みでした。そして、このオベンチャラが最悪の結果を招いてしまったのです。

先進国の大半が今回のトランプ独断のイラン攻撃を「国際法違反」と断定して批判する中、日本だけが一言も批判せず、一方のイランのことだけ批判した現状において、このオベンチャラは事実上「トランプのイラン攻撃を支持する」という宣言として世界に受け取られてしまったのです。すでにイギリスのBBCなどは、高市首相のことを「アメリカの飼犬」などと報じて来ましたが、今回の首脳会談でそれが事実だったと世界に知らせてしまったのです。

さらに高市首相は「強い日本、強いアメリカ。豊かな日本、豊かなアメリカ。私たちはこれらを実現するための最強のバディだと確信している」とまで述べたのです。ここまで言っておきながら、高市首相は本当に「憲法9条」を盾にして自衛隊のイラン派遣を「できないこと」だとトランプに明言できたのでしょうか?高市首相は、日本国内向けには「あくまでも停戦状態になり、日本の機雷掃海技術が必要になった場合には自衛隊派遣も考えると伝えた」などと述べましたが、本当にこれを正確に伝えたのでしょうか?

トランプのことを持ち上げるだけ持ち上げ、「日本とアメリカは最強のバディだ」とまで言った上で、ゴニョゴニョと前置きしつつも「日本の機雷掃海技術が必要になった場合には自衛隊派遣も考える」と言ったのですから、アメリカ側にしてみればウォルツ国連大使の認識通りに「日本の首相が海上自衛隊による支援を約束した」ということになっているのではないでしょうか?

トランプと高市、似た者同士の末路

ま、あたしから見れば、トランプも高市首相も似た者同士、自分のことしか考えていない嘘つき同士なので、どっちもどっちという話です。自己都合だけで大義なき解散総選挙を強行して1カ月以上もの政治空白を作っておきながら、今になって2026年度予算案の今年度内成立にこだわるという高市首相の自分勝手ぶり。自己都合だけで国際法も無視してイランに戦争を吹っかけておきながら、予想に反して収拾がつかなくなると日中韓に尻ぬぐいしろと抜かすトランプの自分勝手ぶり。完全に精神構造の設計図が同じ2人です。

ただ、あたしは日本人の1人として、こんな自分のことしか考えていない最低の人物が日本のリーダーであることに、とてつもない不安を抱いているのです。そして、先進国の大半がトランプと距離を取り始めたタイミングで、「飛んで火にいる夏の虫」と言うか「カモがネギしょって」と言うか、ホイホイとホワイトハウスまで出掛けて行き、トランプの希望するシナリオ通りに茶番劇を熱演した三流女優の高市首相に呆れているのです。

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女子小学校を誤爆した米軍の戦争犯罪

先ほども書いたように、先進国の大半は今回のトランプのイラン攻撃に対して批判的なスタンスですが、その是非を問う前に、まずは昨年6月21日未明の米軍によるイラン空爆です。もちろんコレも国際法違反ですし、アメリカの国内法にも違反した完全なる戦争犯罪ですが、イランの核施設3カ所を空爆したトランプは、この時「我々はイランの核施設を完全に破壊した。これは歴史的勝利だ」と抜かしました。

はぁ?昨年6月にイランの核施設を完全に破壊したのなら、今回の攻撃は何なの?今回も「イランの核開発」を攻撃理由にしてるけど、ぜんぜんツジツマが合ってないじゃん‥‥という話なのです。さらに言えば、トランプは今年1月2日から3日にかけて、南米ベネズエラの首都カラカスを含む複数個所を空爆し、ニコラス・マドゥロ大統領夫妻を拉致しました。

もちろんコレも国際法に違反した戦争犯罪ですが、この時の死者は軍関係者32人を含む100人前後と報じられました。つまり、何の罪もない民間人が70人前後も犠牲になったのです。そして、今回のイラン攻撃でも、すでに1500人近い犠牲者が出ていますが、何よりも問題視されているのが、米軍がトマホークミサイルでイラン南部ホルムズガン州の女子小学校を誤爆して、少なくとも175人の女子児童が犠牲になってしまった悲劇です。

これらの民間人虐殺は、たとえ国連決議を経た上での戦争であっても、絶対に許されるものではありません。ましてや、トランプの自己都合による国際法無視の戦争下においては、イスラエルのネタニヤフによるガザ地区でのジェノサイドと同様に、国際刑事裁判所(ICC)によって裁かれるべき凶悪な戦争犯罪なのです。そして、このままの状態でアメリカが中間選挙を迎えることになれば、大方の予想通りに野党民主党は下院のみならず上院も奪還することになり、共和党の独裁者トランプは国際的に裁かれる道へと進むのです。

「世界の端っこで孤立する日本」になる日

そうなった場合、今からトランプと距離を取っている賢い先進各国は痛くも痒くもありませんが、トランプの牛耳る現在のアメリカを「最強のバディ」と呼び「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ」と公言してしまった高市早苗首相は、一体どうなってしまうのでしょうか? ま、彼女が個人的にどうなろうと自業自得なので知ったこっちゃありませんが、問題なのはマスコミの垂れ流す偏向的な西側報道だけを鵜呑みにして、こんな最低の人物をリーダーと認めてしまっている残念な日本国民たちです。

せめて高市首相の支持率がトランプ並みに低ければ、世界は「高市は異常だが日本国民は正常」と見てくれます。しかし、これほど酷い最低の外交を「評価する」が6割を超える現状では、世界からは「高市も異常だが日本国民も異常」と見られてしまいます。高市首相は「世界の中心で咲き誇る日本」を外交のキャッチフレーズとして来ましたが、これでは「世界の端っこで孤立する日本」になってしまう日も近いでしょう。 

(『きっこのメルマガ』2026年3月25日号より一部抜粋・文中敬称略)
 
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