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あのきれいな人は食べている。実は美容効果バツグンの食材「ごぼう」

食物繊維が豊富なイメージのあるごぼう。便秘のときのごぼう頼み…なんて人もいるのでは? でも、それだけじゃないんです。今回の『一石三鳥健康メルマガ』では、意外と知られていないごぼうの素晴らしい効用を記しています。

意外と知られていないごぼうの特徴

今日はごぼうを取り上げます。好きな野菜は? と聞かれて、ごぼう!(・∀・)/”ハーイ と手を挙げる方は少ない気がしますが、いかがですか? ごぼうが薬効が高そうだということは気づいているのに。「毎日食べる野菜ランキング」があったとしたら、きっとランキング外でしょう。そんなあなたの考えをがらっと変えるかもしれない、それがこの号の特集です。

ごぼうといえば、便秘のときに食べる野菜というイメージが強いでしょう。でも、ごぼう100gのうちに、食物繊維は5gほどしかないと聞いたら、どう思われますか? 食物繊維が最も多いのはきくらげで、57.4gです。どうやら食物繊維の量だけを比べると、便秘の時はきくらげを食べるほうが効果がありそうです。

では、ごぼうの特徴が食物繊維の多さでないのならばなんでしょう? それはアミノ酸の含有量です。アミノ酸がほかの野菜に比べてバランスよく、また豊富に含まれています。

ところで、アミノ酸とは何だと思われますか。最近では、アミノ酸が配合されているサプリやシャンプーまで発売されていますね。では、知ってるようで知らないアミノ酸の話をさせてください。

筋肉を作るためにタンパク質をたくさんとっている方もいらっしゃるかもしれません。タンパク質は、体内の水分以外のほとんどを構成するものです。髪も、筋肉もタンパク質からできています。アミノ酸はそのタンパク質を構成する最小単位です。アミノ酸を電車1両、タンパク質を連結した電車だとお考え下さい。どうつなぐのかを記した設計図(DNA)に基づき連結されたタンパク質は、髪、筋肉、血液などになります。またそれだけでなく、体の機能を高めるさまざまな働きを担っています。

おもな作用は次の通り。

・体の機能を正常に保つ
・運動能力のアップ
・ダイエット効果
・美肌効果
・集中力アップ
・免疫力アップ
・肝機能を高める
・子孫を創造する

美肌効果でぴくっと反応されたあなた。実はコラーゲンもまた、アミノ酸が結合してできたものです。コラーゲンでできているものを食べると、体の中で消化酵素によってアミノ酸に分解されます。そのあと、体の中で必要とされている部分用のタンパク質に合成されるのです。

「必要とされている部分に」と書きました。アミノ酸は、体の中で先に助けを要請している組織にまず供給されます。だから、肌のためにとコラーゲンを食べたとしても、皮膚に届かずに髪や筋肉に変化しているかもしれません。

コラーゲンドリンクやアミノ酸サプリをとるのもいいですが、それよりももっと安くて手軽にとれるアミノ酸食材のごぼうを、ぜひもう一度見直してみてください。

ごぼうには、アミノ酸のほかにポリフェノールも含まれています。ごぼうを調理するときには水にさらす方がいらっしゃいます。味についてはともかく、美容や健康のためには厳禁です。せっかくの抗酸化力が極端に落ちます。

でも、ごぼうってどうやって調理していいかわかんないわ。きんぴら以外でどんなメニューがあるの? という方のために、私が大好きなごぼう料理をお教えします。ごぼうの漬物です。

材料は、ごぼうとポン酢です。ごぼうを5センチくらいの長さに切ります。太さはだいたいそろえていただきたいので、太い部分は十字に切って4等分くらいにしてください。耐熱容器にごぼうを入れて、ポン酢をひたひたに注ぎ入れます。ラップをかけてレンジでチン。ごぼうの量によりますが、3分から長くても5分で結構です。

できあがりは、かりかりぱりぱりして、おいしいですよ。冷え性の方は、鰹節や生姜といっしょにチンしたほうがいいと思います。なぜでしょうか? それは、次回の中医学編でお話しします。

image by: Shutterstock

 

一石三鳥健康メルマガ
ベジタブル&フルーツアドバイザーであり、薬膳に関する資格も取得に向け勉強中という筆者が、世界の食材や食習慣を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する、一石三鳥のメルマガ。
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