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ダイエットに、認知症予防に。大豆を美味しく食べられるお勧めレシピ

畑の肉、大豆。タンパク質が豊富なのは有名ですが、女性にも男性にもうれしい、知られざるすごいパワーを秘めているんです。 今回の『一石三鳥健康メルマガ』ではその大豆の効用、そしてこの時期オススメの豆腐の食べ方を紹介しています。

大豆 ~栄養編~

女性らしいきれいさを作る大事なものの1つが、女性ホルモンです。この女性ホルモンって、一生でどれくらい分泌されるかご存知ですか? 実は、ティースプーン1杯ほどといわれています。そんなほんのちょっとの量に女性は振り回されているのです。今日は、女性ホルモンのバランスを整えるとされている大豆についてお話します。

大豆は、古くから日本人に親しまれている食材の1つで、多くの食品や調味料として加工されています。また、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと化学構造が似ている、イソフラボンを多く含んだ食材ですね。別名、畑の肉といわれるほど、タンパク質豊富な食材です。ここまでは皆様よくご存知のことと思います。

大豆にはこのほかにも、あまり知られていないものすごいパワーが秘められています。まず、前回特集したごぼうと同様、必須アミノ酸がバランスよく含まれています。またごぼうにも含まれていたサポニンという物質も入っているので、肥満予防血流改善老化防止効果があります。

さらに見逃せないのが、大豆レシチン。レシチンは若返りの栄養素と言われています。若返りですよ? ウキウキしますね。レシチンはさまざまな食品に含まれていますが、特に含有量が多いのが大豆と卵黄です。大豆レシチンは体の掃除係であり、血管にこびりついた老廃物を外へ押し出す働きがあります。血流がよくなり、美肌になれそうです。さらに、記憶力を向上させる効果が期待できます。レシチンが不足すると神経伝達物質がうまく作られなくなることがわかっています。記憶力や集中力をアップするとともに、認知症の予防が期待できます。

ただ1つ注意しなければいけないのは、同じレシチンでも、大豆レシチンは卵黄レシチンに比べて脳への作用が弱いとされています。血管を掃除するのが大豆レシチン、頭をよくするのが卵黄レシチンと覚えてください。

さて、私を含めダイエットにいそしむ女性に優しいのが、豆腐ですね。低カロリーゆえに、今やTOFUとして世界各国でもブームになっています。しかし! 食べ方にはお気を付けください。豆腐は体をとことん冷やす食材なのです。夏に冷奴を食べるのはそのいい例です。昔は、熱が出た時に豆腐で体を冷やしたといいます。豆腐サラダを今の季節食べるのは、寒空の下ビキニを着てかき氷を食べているくらい狂気の沙汰であるとお考えください。そういう方に限って、「あたし冷え性なの」とおっしゃるのです。

どうしても豆腐を食べたい方は、なるべく加熱し、体を温める食材とともにお召し上がりください。湯豆腐も結構ですが、私がお勧めする変わり種の、オリジナル豆腐料理をご紹介します。名付けて豆腐バターです。

材料は、豆腐、酒かす、黒ごま、ココナツオイルもしくは白ゴマ油、黒糖もしくはハチミツ。豆腐の水切りをしてから全部をフードプロセッサーに入れて、滑らかになったら出来上がりです。豆腐と酒かすは2:1くらいがちょうどいいと思います。油分と糖分の量はお好みで。ココナツオイルは25度以下になると固まってしまうため、豆腐を電子レンジにかけてからのほうが、均一に混ざります。

1日おくと酒かすのアルコール臭がマイルドになります。甘みを強くしてパンに塗って食べるもよし。味噌を混ぜて肉に塗って焼くもよし、味噌と鰹節と生姜を足して、お湯をかけたら簡単スープの出来上がり。受験生の夜食には、このスープに卵を落としてはいかがでしょう。

image by: Shutterstock

 

一石三鳥健康メルマガ
ベジタブル&フルーツアドバイザーであり、薬膳に関する資格も取得に向け勉強中という筆者が、世界の食材や食習慣を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する、一石三鳥のメルマガ。
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