すでに海外でも”KonMari”の相性で親しまれている片付けコンサルタントの近藤麻理恵さん。著書「人生がときめく片付けの魔法」の英語版の売れ行きが絶好調ですが、日本人が書いた”片付け本”が海外でヒットするのは異例です。なぜ今世界が彼女に熱をあげているのでしょうか。
欧米を中心にコンマリ旋風
近藤麻理恵さんはときめく毎日を過ごすための片付けを提唱して一躍有名になりました。
彼女の代表作となった本「人生がときめく片付けの魔法」をはじめ、シリーズ累計200万部の大ヒットを記録しましたが、今や海外でもその勢いが止まりません。
1月14日、米USAトゥデイによると、英語版「The Life-Changing Magic of Tidying Up」が週刊書籍販売ランキングで初めて1位を獲得しました。
また近藤麻理恵さんの公式英語サイトによると、各国の累計売上数はアメリカ150万部、台湾12万5千部、イギリス6万5千部など、海外でもヒットを飛ばしています。
アマゾンのビジネス＆マネーのカテゴリーで１位。
米ファッション雑誌InStyleは、「世界で200万部以上も売り、”世界で最も影響力のある100人”にも選出された31歳のキレイ好きの近藤麻理恵が待望の新作本”Spark Joy”を発売」と大きく紹介しています。
米ニューヨーク・タイムズも「近藤麻理恵に熱狂」という見出しで、ニューヨークの大型書店で開かれた新作のサイン会での模様を報じています。
「彼女が衣服の折りたたみ方をプレゼンした直後、スタンディングオベーションが起こった」と読者の熱狂ぶりに注目。
「彼女を見て。なんて可愛らしいのでしょう！」というそのメソッドに魅せられた51歳の語学学校ディレクターの女性のコメントを紹介しています。
また有名ライターのハンナ・ベッツさんが近藤さんに部屋の片付け方を教わるという特集を組んだ英Mail Onlineの記事には300件近いコメントが集まっています。
「昨日読んだのだけど、私のアドバイスは読むまでこの本について非難しないでってこと。所有することについて異なった角度から考えられるよ！」
「彼女の本はとてもシンプル、でも文章の通り、人生が変わるんだ」
「私の夫こそこの本が必要だわ。でも彼なら本をコースター代わりにしかねないけど」
「この本はただの片付けの本ではなく人生を変えることと、喜びを選択するということを言っている」
ただユーザーの中には、戸惑ったり、批判する人たちもいました。
「なぜそんなに服の折りたたみに取り憑かれているの？ 私たちは日本の小さな部屋に住んでいるわけではないんだよ。Tシャツなんかは折りたたまずハンガーにかけなよ」
「こんなことを本当に言われなければいけないのかな？ 私のお母さんがすでに教えてくれたけど。ちょっと変だと思うよ」
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