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坂本「教授」が指南。コンプレックスをビジネスの強みに変える方程式

コンプレックスがあるのはビジネスの場においてはラッキーなこと―。そう語るのは、無料メルマガ『目指せ! 販売の達人 ~販売力向上講座~』の著者、坂本りゅういちさん。自らもお名前にコンプレックスを持っていたという坂本さんならでは、実体験に基づいたその「理論」には納得させられます。

特徴を覚えてもらう

こんにちは! 坂本りゅういちです。

賛否両論あるような気がしますが個人的に、特徴を持っている販売員はラッキーだと思います。単純にお客様に覚えてもらいやすいからです。

たとえば、私の場合は名前が特徴的だったりします。最初の自己紹介ではひらがなにしていますが、「坂本龍一と書きます。某ピアニストと同じです。ご存知の方なら、あだ名が一発で「教授」になるわけです。幼いころは、知らない大人からも名前でからかわれるのですごく嫌だったのですが、今となっては相当よかったと感じています。一旦、自己紹介すれば、まず忘れられることはありませんから。

名前に限らずとも、パッと見の特徴も同じことです。とんでもない美女や美男子だったりすれば、印象的ですぐに覚えてしまうかもしれません。でも、そうでなくとも覚えてもらえる特徴はあるんです。

メガネをかけていると、あだ名が「メガネ君」になる人は多いのですが、そのメガネがお客様に覚えてもらうポイントになったりします。ちょっと変わったメガネなんかにすれば、「あの店の変わったメガネのお兄さん」みたいな覚え方をしてくれるんです。まじめな話、一見するとコンプレックスに見られがちな太っている人や背の低い人なども、お客様からすれば覚えやすい特徴になります。

お客様が覚えやすいということは、ファンになってくれやすいということ。販売員の接客って難しいことに、いくらよい接客でも当人の印象が薄いとそれで終わってしまいがちです。

たぶん皆さんも経験があると思います。「あ~今日はよい販売員に接客してもらえてよい買い物ができた」と思える日はあるでしょう。でも数日後にその販売員の顔や名前を思い出せるかと聞かれたらどうですか? けっこう厳しいですよね。

でも、同じレベルの接客だったとしても販売員が特徴を持っていたとしたら思い出せてしまうんです。

私はこの辺を意識することが多くて、メガネや小物をあえて目立つようなものにしたりもします。どんな方法でも覚えてさえもらえればそれだけで販売員としては強いからです(悪い意味で覚えてもらってはダメですけどね)。

よい接客はしているはずなのに、なぜかなかなかお客様が戻ってきてくれない。そう感じる方は、自分の特徴を磨いてみることも必要かもしれません。この世界では、コンプレックスが強みになることだってあるんです。

image by: Shutterstock

 

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