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腰痛の原因はイスにあり。高さを調節するだけで腰はもっと楽になる

みなさんの椅子、座った時に足裏がきちんと地面につきますか? もしついていないとしたら、座面の高さが合っていないのかもしれません。無料メルマガ『楽しみながら『最高に幸せな自分』になる習慣』の著者で整骨院に勤務する岩下純さんによると、多くの椅子は「欧米仕様」となっており、日本人には高すぎるのだそうです。そんな椅子を快適に変身させる方法を岩下さんが教えてくださいました。

続 デスクワークの腰痛対策

前回は、デスクワークの方中心にその対策について触れました。その一つが座り方でした。

3分の2が快方へ。腰痛が改善する、たった2分の体操と1つの工夫

が、座る姿勢についてもう一つ大事な点があります。それは、椅子の座面の高さ。シートハイとも言います。実は、日本の椅子の座面の高さは多くの人にとって高いのです!

私はもともとインテリア業界出身で、オリジナルの椅子も作っていたことがあるのでその辺の事情についてはちょっと詳しいということもあるのですが…、患者さんなどと話していると、これを知らない方が多いのに驚きます。是非知っておいてください。

もともと多くの椅子は欧米仕様の高さの影響を受けています。身長が低めでなおかつ短足体型の多くの日本人には合いません。土足でなく素足やスリッパで使用する屋内ではなおさら高すぎてしまいます!

人間工学に基づいた理想的な椅子座面の高さとは…、一部の和家具などに多いのですが、座面の太ももが乗る部分に紙を敷いて座った時、その紙を破かずにスッと取り出せる高さが理想的です。座面が高いと破けてしまいますよね。膝の高さが股関節の高さと同じかほんのわずか高いくらいが良い、と言った方がわかりやすいでしょうか。

なぜ座面が高いといけないのでしょうか?太もも裏が圧迫され、毛細血管を中心に血流が阻害されます。それが脚のむくみの原因になったりもします。そればかりか…、正しい姿勢を保ちにくくしているのです!

座面の高さ=シートハイが適正の高さなら、足裏でしっかりと踏ん張ることがきて、腰の位置を固定しやすくなり、正しい姿勢をとりやすくなります。しっかりと踏ん張ることで、坐骨の上に上半身の重量が真っすぐに乗るようにしやすくなり、腰や背骨の姿勢を良く保つことができるのです。

しっかりと踏ん張れないと、「足裏全面」で体を支えようとせず足の一部や側面などで支えようとしたり、脚を組みたくなったり、デスクワークをする女子などは、キャスターの上に脚を載せたり、ひどい人は脚をシートに載せてしまったりする人もいますよね(笑)。

身長が高くない人は、座面の高さ調整のできる椅子ならなるべく下げましょう!もし椅子の構造上やテーブルの高さとの関係で低くできない場合は脚の下に台を置きましょう。例えば、ホームセンターで「すのこ」を買って重ねて使っても良いし、日曜大工でつくってしまっても良いと思います。是非やってみてくださいネ。

この時、お行儀は悪いかもしれませんが、膝はそろえるより30度~40度くらい開いた方が安定しますヨ。

image by: Shutterstock

 

楽しみながら『最高に幸せな自分』になる習慣
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