東京の風景がジオラマに。3Dプリンターで再現した立体型マップ

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2020年にオリンピックが開催される東京。世界中から訪れるであろう外国人の「おもてなし」に向けて、現在都内のあちこちで大規模な工事が行われているのをよく見かけます。今アメリカ発のクラウドファンディング『KICKSTARTER』で進行しているプロジェクトは、そんな東京をテーマにした「ONE HUNDRED TOKYO」。フルカラー3Dプリンターで見事に東京の街を再現しています。

1ピース10cm四方、手のひらサイズの東京ジオラマ

今回このプロジェクトに挑戦するのは、都内で3Dプリントサービスを展開するiJet

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image by: iJet (PR TIMES)

これまでにも、映画の劇中に登場するコクピットパーツの製作や、携帯会社のCMで使用されるフォトスキャンの製作など、3D技術を駆使したさまざまな制作事例があります。

そして地図を提供するのは、Google MapsやMicrosoftにもデータを提供しているZENRIN。

目まぐるしく変化する現代の東京の街を正確に再現しているデータと言えるでしょう。

具体的な製作の流れとしては、ZENRINによるカーナビ用地図データを、プリントできるように調整、変換します。

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image by: iJet

その後3Dプリンターでフルカラー印刷し、石膏粉末を使って加工していきます。

さらに特殊な合成樹脂でコーティングし、最終的に固まった状態で樹脂系塗料を施して完成です。

1ピース10cm四方の手のひらサイズで、裏がマグネットになっているため、机上だけではなく、さまざまな場所にディスプレイできます。

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image by: iJet (PR TIMES)

大きさは実物大のおよそ12,500分の1100ピースでフルセット、つまり東京近郊エリアが10メートル四方に収まることになります。

現在100ピースのうち13ピースが完成しており、残りの87ピースを製作するための費用をKICKSTARTERで募金しているというわけです。

設定された期限内に目標額10,000ドル(日本円でおよそ1,030,000円)の寄付金を達成しなければならないというルールになっています。

支援者 (出資者) へのリワードは、他ならぬこの東京ジオラマピース。

支援金額によって、1ピース ($85~) からフルセットの100ピース ($8,750~) まで購入可能で、寄付の時期が早ければ早いほど割安な価格設定となっています。

もちろん日本国内からの支援も可能です。

完成は来年8月、その後一般販売開始は11月予定。

東京オリンピックに向けて、世界中でどこよりもその注目を浴びている東京を扱うプロジェクトなので、海外からの支援もかなり期待できます。

見事に目標額を達成して、全部のピースを完成させてほしいですね。

みなさんも、自分に馴染みのあるエリアを1ピース購入して、オフィスやお部屋の贅沢なインテリアにしてみてはいかがでしょうか。

ONE HUNDRED TOKYO」プロジェクト

国内からの支援方法はこちら

 

image by: iJet

Source by: KickstarteriJet

文/貞賀 三奈美

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