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【書評】元CAが伝授、コインパーキングで年1200万円儲ける方法

不動産投資はしてみたいけれど、リスクが怖くて…と考えてしまう向きも多いのではないでしょうか。そんな方にお読みいただきたいのが、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者・土井英司さんが紹介する、コインパーキングで儲ける方法が具体的に記された1冊。「少額から始められる上にリスクも少ない」という、思わず興味が惹かれる内容ですよ。

コインパーキングで年1200万円儲ける方法』上原ちづる・著 ダイヤモンド社

こんにちは、土井英司です。

以前、コインランドリーの本を紹介しましたが、今日はコインパーキング投資の本を紹介します。

不動産オーナーになると、ついつい不動産活用について考えてしまうものですが、上モノを建てると、どうしても地震リスクや撤退リスクがある、というのが悩みどころです。

また、マンション投資やビル投資は多額の資金が必要なため、サラリーマン時代はなかなか手が出ないと思います。

そこで少額から投資が可能な、コインパーキング。

土地を借りて、機械を設置するというリスクの少ないところから始めて、うまく行けば拡大できる。しかも、撤退コストも安い。

本書『コインパーキングで年1200万円儲ける方法』の著者、上原ちづるさんは、元キャビンアテンダントで、夫の収入への不安から不動産投資を始め、現在は二棟12戸の木造アパート(東京都)、一棟16戸のアパート(千葉県)、戸建賃貸住宅3戸(千葉県)を所有する人物。

そんな彼女が最初に始めて財を成すきっかけとなったのが、コインパーキング投資だそうです。

本書には、そのコインパーキング投資の秘訣が書かれています。

もちろん、現在はどんどん新しく駐車場が供給されており、著者が始めた当初とは環境も異なるでしょうが、まだまだ土地によってはチャンスがあるはず。

さっそく、内容を見てみましょう。

◆上位5社の全体に占めるシェア(2011年)

  • タイムズ24:21%
  • 三井不動産リアルティ:12%
  • スターツアメニティー:4%
  • 名鉄協商:3%
  • パラカ:2%

一度、機械を設置してしまえば、故障以外で機器を買い替えたり、修理したりという必要がないのです。ちなみに機器類は非常に丈夫です。前述しましたが、私が9年間使っているものも、修理が必要になったことは一度もありません

空室リスクはもちろん、事故に関していえば、パーキング内で、車がぶつかる等の事故があったとしても、パーキングの土地を提供しているオーナーには一切責任はありませんと看板に告知されていますので、自分がリスクを負うことはない

コールセンターの番号がつながっているのは、保守管理会社。コインパーキング運営の際には、月々の保守管理料を払って保守管理会社と契約します。そうすると、こうしたクレーム対応は、すべて保守管理会社が行って解決してくれるので安心です

さらに、自動販売機による副収入が見込めるというのも、おいしいポイント。実は、駐車場と自動販売機というのは、非常に相性がいい

リスクが怖い人は、借地から始めるのも手です。借地だと土地のオーナーではないので固定資産税がかかりませんから、コインパーキング運営が始めての人もハードルが下がります

コインパーキング協会の2011年度のデータでは、取材した20社の不正出庫の割合は0.1~2%

どんな土地がいいかと言えば、ズバリ、人の集まるところです。駅前や商店街などの「商業地域」はもちろんですが、都内近郊であれば、学校や、駐車台数があまりないような病院の近くなどは、駅から離れていても需要があると思います

土地が傾斜地の場合は、車のブレーキをきちんとかけずに駐車した場合、動いて他の車にぶつかってしまう危険性もありますので、見送ったほうがベター

コインパーキングの1台あたりの駐車スペースとして必要なのは、幅2.5m×長さ5mくらいです。幅5m以上が道路に接しているのであれば、精算機のスペースなども含めて、幅6m×奥行6mの広さが2台分の駐車場の目安となります。これがいちばんムダのない形で、最少面積として36平米で2台いけるということになります

最大料金をお得な設定にして目を引きやすくしたいのもわかります。しかし、相手もその競争に乗ってきてしまうと、お互いにソンですから、最大料金に関しては、周りと歩調を合わせることが非常に大事

コインパーキング投資のメリットデメリットから投資家が気になるあらゆるリスクまで、過不足なく網羅されており、これから投資を始める人にはピッタリの内容です。仮にコインパーキングに興味がなくても、土地を買うとしたらどんな土地が利用価値があるのか、そのヒントにもなると思います。

ぜひチェックしてみてください。

image by: Shutterstock

 

毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン
著者はAmazon.co.jp立ち上げに参画した元バイヤー。現在でも、多数のメディアで連載を抱える土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介する無料メルマガ。毎日発行。
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