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心に「昭和」で火をつける。売上が激増するキャンペーンの張り方

毎回販促に役立つあれこれを教えてくださる無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』。その著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、今回は「これを推せば売れる!」 というキーワードやネーミング、さらにはキャンペーンの展開方法について具体的に記しています。

「昭和」キャンペーンで盛り上げろ!

中高年以上には懐かしく、若い世代には新しい。それが、「昭和」です。次々に新しい商品が生まれ、新しい文化が育まれた、非常に楽しい時代。幅広い世代の誰もが注目してしまうような、面白いことがたくさんありました。

そんな時代をテーマにしたキャンペーンを実施すれば、興味津々で注目されることは間違いありません。昭和のファッション、昭和の食、昭和の雑貨、昭和の家電、昭和のおもちゃ……。誰もが楽しめるのが昭和なのです。

昭和の商品を集めても良し。展示するだけでも良し。お店の前を通る人が、必ず立ち寄りたくなります。

お店に入ってもらうことができれば、昭和の話で盛り上がることができます。会話のキッカケとなります。店主とお客さまの距離が縮まり、互いに親しみが湧くことでしょう。

昭和を介して、「繋がり」が広がります。

地元生産の商品に、地域名を入れろ!

「京野菜」「京つけもの」「京和傘」「京扇子」「京豆腐」……。

名称に「京」がついているだけで、何か特別なもののようなイメージを与えています。京都で作られただけのことなのに

同じように、「加賀野菜」「加賀友禅」「加賀麩」などがあり、石川県の名産品です。京都に習って、さまざまなものに「加賀」をつけ、加賀百万石をアピールしています。

京都の歴史や加賀百万石とは、まったく関係のない商品であっても、地域名を入れることで、その商品にまで、歴史や権威があるように感じるのです。消費者の勝手な思い込みなのですが、商品のイメージアップには効果的な方法です。

あなたも、地元産の商品に地域名を入れてみてください。地域名が入るだけで、特別感・レア感が生まれ、お客さまの購買意欲が刺激されます。

特にネットマーケティングでは、他と違うものの方が注目を集めやすく、売れる可能性は高くなるのです。マスコミにも取り上げられやすくなります。

小手先のテクニックですが、その効果は絶大です。

便乗型消費拡大策

不景気になると、消費者はモノを買わなくなります。しかし、それは「余計なもの」を買わないだけであって、自身が必要だと認めれば、多少高くても買います。生活において、本当は必要が無いものでも、自身が本気で欲しいと思えばそれは必要なもの」になるのです。

つまり、お店としては、お客さまに欲しいと思わせることができれば、どんなものでも売れるようになるのです。すなわち、消費の動機づけを考えれば良いのです。

その中のひとつとして、古くから使われている方法があります。年中行事に合わせた売り込みです。「バレンタインデー」「ホワイトデー」「母の日」「父の日」などです。

こう書くと、「うちは扱っている商品が…」と、関係がないような態度になる店主がいます。その消極的な姿勢が、売り上げを落ち込ませているのです。

無理やり」「こじつけで良いのです。

贈り物であれ、自分用であれ、行事に結びつけたアピールをすれば良いのです。世の中の盛り上がりに便乗するのです。バレンタインデーに、「頑張った自分への人生最後の贈り物」として、お墓を提案しても良いのです。家族・友人たちが集まって来る、楽しいお墓を作りたいと思う人もいるはずです。

年中行事はたくさんあります。多くの拡販チャンスを逃さないでください。

 
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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

 
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