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身代金要求型ウイルスの被害拡大。市販の対策ソフトは有効なのか

データを人質に金銭を要求する、身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」の被害が世界中で広がりを見せています。今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では、人気コンサルでネット事情にも精通する永江一石さんが、読者からの「市販のウイルス対策ソフトは効果がないのか?」という質問に回答するとともに、誰にでもできる簡単なランサムウェア対策についても言及しています。

市販のウイルス対策ソフトは効果がないのか?

Question

ウイルス対策について質問です。

先日(5/15)の貴ブログで、

「ウイルス対策ソフトの内、トレンドマイクロのウイルスバスターなどは、全く効果がありません。あるのはESETのNOD32 Ver10以降ですが、ランサムウェアは改版亜種が早いので、感染拡大後にESETが対応したケースもありますから、あまりウイルス対策ソフトは効果ないと考えた方が良いです」

ということでした。ところで、利用者の多いGoogleやAWSなどクラウド大手が最高の技術と対応力でやっているだろうはずのネットセキュリティがあるのだから、そこを突破してくるウィルス等にはセキュリティソフトはあまり対応力は無いのじゃないかと思えるのですが、いかがでしょうか?

保険としてもちろん当方も使ってますが、あまり実効性は期待していません。

永江さんの回答

これは上記ブログにも書いた通り、今ランサムウェアに対してほとんどのウイルス対策ソフトの効果は期待できないんです。わたしもMacでESETを使っていますが、あくまで保険レベルですね。

ランサムウェアへの対策としては何度も書いていますが、まず添付ファイルは絶対に開かず捨てること。知らない人からのメールはもちろん、仕事で事前にやり取りがあった場合も慎重に対処すべきです。最近よくある手口としては郵便局の不在通知を騙ったケースや、差出人を偽造しているケースも多いため、これを機にファイルをメールで添付する習慣は改めた方が賢明だと思います。

ちなみにMacはWindowsに比べて圧倒的にユーザー数が少なくウイルスの脅威も小さいため、思い切って買い換えるというのも一つの手だと思います。

image by:Shutterstock

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商品開発や集客プロモーションを手がける会社を設立し多くの企業のマーケテイングを行う。メルマガでは読者から寄せられたマーケティングのお悩みに対し具体的な解決策を提示。ネットショップや広報担当を中心に多くの購読者から支持されている。

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