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客の「自分でやりたい」という願望を叶える店こそが繁盛するワケ

「ブランド志向」の時代が去り、「安さ追求」の時代も終わりを告げた今、消費者は一体何を求めているのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんは、その答えは「楽しさ」であるとし、中小企業や個人商店が「お客様を虜にする秘訣」を考察しています。

「やりたがる消費者」を掴め!

いま消費者は、「ただ消費すること」への興味が薄れ、そこに何がしかの「楽しさ」を求めるようになってきました。

体験型消費」。

そば打ちや酒蔵めぐり、工場見学など、自分の興味あるものをより深く知りたいという欲求が芽生え、そうした教室やツアーに参加する人が増えています。

メーカーであれば、こうしたイベントを通して、より広くPRすることができますが、個人商店では難しいところです。

しかし、お客さまを楽しませる小さな遊び」を体験してもらうことはできます。たとえば飲食店では、自分で干物を焼く居酒屋さんがあったり、すりごまを自分でする豚カツ屋さんがあったりします。

たこ焼き・お好み焼きは、自分で焼くお店も多くあります。最近は、セルフの串揚げ屋さんが流行っています。

飲食店以外でも、クリーニング屋さんで「アイロンがけ教室」を行ったり、ギフトショップの「ラッピング教室」、靴屋さんの「シューフィッティング教室」などが考えられます。

お客さまは、「やりたい」のです。「やってみたい」のです。

こうしたお客さまをガッチリ掴めば、お店・店主への親しみが湧き常連さんになってもらえるのです。

自分をさらけ出す

ある調査によると、「自身を語ると交渉ごとは成功しやすい」という結果が出ています。

メールで交渉をする際、交渉内容と自身の名前・住所だけを記載した人の成功率は40%未満。それらに加えて、趣味や出身地など、交渉内容とは関係のない情報を記載した人の成功率は59%となったそうです。

相手のことを知っているほど申し出に応える可能性は高くなるということです。

この結果からすると、店主は自分をさらけ出してお客さまと接するべきですね。それが、成功へと繋がるのですから。

image by: Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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