英会話が上達してきた人にありがちなのが、「話すのは得意なのに書くのはダメ」というパターンです。「手書きだとスペルミスを連発…」なんていう方もいらっしゃるのでは?英語のスペシャリストで、無料メルマガ「カリスマ英語ナレーターユッキーがお届けする!週間ラジオ英会話♪」の著者ユッキーさんも、スペルミスにはしばしば悩まされているそうです。ユッキーさんが考えるスペルミスの起きる「3つの原因」と、対策方法をご紹介してくれています。
スペルミスはなぜ起きるのか?
- 音の理解不足
- 喋る>書く、読む
- パソコンに頼りすぎ!?
大きく分けて、このような理由があるようです。特にスペルミスと「音」は切っても切れない関係にあるようで、
ケース1
正しいスペルを覚えるために【正しくない発音】で英語を覚えるとスペルミスが起きない。
→実際の会話で喋った時に通じない。テスト勉強など一時的な対策にはよくても長期的に見ると二度手間のような使えない勉強法になってしまう。
ケース2
最初から【正しい発音】で正しいスペルを覚える。
→英語の音を理解しなければいけないので時間がかかる。日本人にはすぐに理解しづらい。学校では音を専門に教えられる先生が少ないので難しい。
こんな、ジレンマがあるようです。
確かに私の母はいまだに「lemon」のことを「1エモン」と言っていたりして、「orange」→「オランゲ」とか「beautiful」→「ビアウティフエル」「Wednesday」→「ウェドゥネスデイ」と言っていました。
私が中学生の時、単語テストがあるから綴りを覚えないと!と「1単語につき10回書いてきなさい」のような宿題をやっていると、いつも上に書いたような方法でスペルを教えてくれて、ある意味それに助けられたりもしたのですが、よくよく考えるとあれは学校のテストをいかに短期記憶で切り抜けるかの対策でしかなかったんだな…と今になって、思います。
音から先に覚えることができれば、綴りの暗記も楽になる。
そして覚えたスペルの通りに発音すれば、絶対に通じるし、聴き取りもできます。
beautifulの「eau」が一体なぜ、「イアウ」ではなく「ユー」になるのか。
…どうやって説明、導入するのが良いんだろう?ちょっと考えてみてもなかなか難しいです。
自分ならどうやって説明するかな?? ぜひ考えてみてください。
スペルチェッカーのおかげで…
「喋る>書く、読む」
「パソコンに頼りすぎ!?」
これは、調べたわけではなく私自身が感じた原因です。
喋ってばかり、英会話してばかり、だとつい、スペルを見る機会が減ってしまいがち。
4技能(4skills)とも言われていますが、Reading / Writing / Speaking / Listeningの4つがある中で、どうしても、「Speaking」に重きを置いて練習をしたりスクールに通う人は多いです。
重要視するスキルの順番を付けるとするならば…
- Speaking
- Listening
- Writing
- Reading
と答える人が一番多いんじゃないかな?と思うくらいです。
これは、日本の英語教育があまりにも読み書きばかりさせてSpeakingとListeningが少なかった。という意見への反動とも言われることもありますが、実はSpeakingが一番偉いわけでも尊いわけでも何でもなく、4つ、等しく重要なのです。
そして、人によって使うスキル、長けるべきスキルは絶対に違うということ。
だから、少し言葉が途切れがちな人を見て「あの人は英語があまり…」と判断なんてできないし、流暢にペラペラと喋っている人を見て「あの人ってすごく英語ができるんだね」と思うのも、ちょっと違うことなんです。
ちなみに私は、Readingのスキルを意識して鍛えています。
親しみやすい文章から、かなり難易度の高い文章まで、とにかく「読む」回数を増やすようにしています。
優先度を書くと、、、
- Reading
- Writing
- Speaking
- Listening
の順ですね!
もちろんこの順位は変わることがあります。
数年前までは、Speakingが一番でしたが、最近は「読んでいないこと」のデメリットを感じることが多くあって、Readingを最優先するようにしています。
※Readingする時には…黙読、スピード黙読、流し読み、見出しだけ読み、つぶやき程度の音読、時間をはかる音読、大きな声の音読、朗読。色んな種類で行っています。
そして、読んでいないことによるデメリットの一つが「スペルミス」だとも思うのです。
しっかりと読んでいれば、当然ですがスペルを目にすることになります。
しかし、喋っているだけ、誰かと会話しているだけ。
見えない文字を空中に出している状態だと、どうしてもスペルが見えません。
逆にその分、耳が鍛えられ、リスニングの力が磨かれていくのですが、やはり【文字を見ながら】の練習は大事だなと改めて感じています。(これほどまでに間違えていると特に!)
最後に書いた、「パソコンに頼りすぎ!?」はスペルチェッカーのことです。
間違って入力すると赤い波線が出てくるので間違いだということに気づけるし、スマホだと途中まで入力しただけで正解の単語が表示され、候補の単語を指でタップするだけでOK! しかもスペルを間違えた単語のままタップすると自動で変換されて正しいものが画面に上がるという機能まであります。(これがかえって煩わしい時もあるんですけどね。)
このおかげで、良くも悪くもスペル入力時にサポートされすぎてしまう。という時代になりました。
こういった機能は本当に便利ですし、これからも存在して欲しいなと思うのですが、いざ「はい!正しいスペル書いて!」「正しい漢字を書いてください!」という時に
あれ、あれれ・・・?何だったっけ?となってしまう原因でもありますよね。
アナログなことを適度に行っていくのは大切だなと感じます。
以上、原因分析でした! 思った以上に長くなってしまいました。ここからはさらっといきますね。
どういうミスが起こりやすいのか?
間違えポイントとしては、こんなものがあるそうです。
- 同じアルファベットが続く時
- イギリス英語、アメリカ英語で異なる時
- 似た音の違い(cとs、eとa、eiとie)
例えば…
【左が正解、右が間違い】
tomorrow、tommorow
tennis、teniss
believe、beleive
scissors、sccisors
separate、seperate
digital、degital【どちらも正解(左が米、右が英)】
behavior、behaviour
color、colour
center、centre
思いつくだけでもこれだけありますね!
スペルミスを防ぐには?
では一体、どうすればスペルミスが防げるのでしょうか?
↓思いつくものを羅列してみました↓
- 最初から正しい音で覚える
- Readingの回数を増やす
- ディクテーションしてみる
- 手紙を書く(手でペンを握って書く)
- たまにはスペルチェックが働かないメモ帳アプリか何かで英語を書く
- 親しい人とスペリングゲームをしてみる(つづりを書き出したり、宙で言うゲーム)
こんな感じかなと思います。
ちなみに私は、いつもこのメールをスペルチェッカーのかからないメモ帳で入力した後にメールソフトに貼り付けをして、送っています。
おそらくこれがWordとかだったら今までに過去一度もスペルミスのメールは流れなかったのかなと思います。
しかしこれからも、緊張感を持たせるためにもスペルチェックがかからないこのメモ帳で書き続けたいと思います。
…ですが、
長くなりましたが、今日は私の反省録から始まり、ここまでお読みいただきありがとうございました。
最後になりますが、スペルチェックゲームをご紹介します。
海外のページで全部英語ですが、ぜひ挑戦してみてくださいね!
こちらから→ https://howtospell.co.uk/top-ten-misspelled-spelling-quiz
Thank you for checking my message:)
今週も、Let’s survive this week!
共に乗り切っていきましょう!
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