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日本は敵国を震え上がらせる「サイバー攻撃隊」を作れないのか?

米中首脳会談の議題にもなった、中国による対米サイバー攻撃。当然、日本も無縁ではありません。では現在、我が国のサイバー攻撃への備えはどうなっているのでしょうか。『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』によると、自衛隊にもサイバー防衛隊なる組織があり、想像の域を超えませんが、侵入者には「お土産」を持たせているかもしれないとのことですが……。

Question

サイバー攻撃隊は日本では可能か?

永江さん、サイバー攻撃って武力に該当しますか? 今の日本に必要なのは安保法案以上にサイバー攻撃に対する防衛隊じゃない! いや、防衛だけじゃなくて(※ちょっと過激だけど)やられた以上の反撃を加えるぐらいの怖さを備えるべきじゃない!? と私は考えたんです。

というのも、先日のテレビ番組、「NHK プロフェッショナル 仕事の流儀『不屈の“トップガン”、サイバー攻撃に挑む サイバーセキュリティー技術者・名和利男 』」を観て改めて、日本はサイバー専門の部隊を設けるべきだと思ったのです。つうか既にあるけど公表してないだけ? いや、それなら元自衛隊の名和さんが出演するわけないか。上陸作戦や対ミサイルシステムよりも現実に実際に被害が発生しているサイバー攻撃に対して何倍もの仕返しをするって、これ武力になるんでしょうか?

安保法案の影でサイバー防衛隊を虎視眈々と養成、鍛えあげるぐらいの「したたか」さが今の日本には必要じゃない!? なんてなことを考えたんですけど永江さんのご意見をいただきたいっす!

もうですね、日本にサイバー攻撃を仕掛けたら何十倍もの仕返しが来て、その国の政府機関が仕掛けた自国民を吊るしあげちゃう!? ぐらい怖くて震え上がらせる部隊を作って欲しいよ。

「おい! 我が国民よ! ににぃ、日本にむやみにサイバー攻撃すんなよぉ! 何十倍もの反撃・仕返しが返ってきて我が国の機関が崩壊されちゃうじゃん! 絶対に日本に手を出すな!」

なんて他国がブルっちゃうぐらいのサイバー…、えと、サイバーSAMURAI(ダサっ!)みたいなの、サイバーに特化した自警団みたいなの、民間で作れないのでしょうか?

永江一石さんの回答

サイバー攻撃についてはアメリカは「サイバー攻撃は武力攻撃と見なすので軍事的に反撃する可能性がある」と言っていますね。しかし中国からのサイバー攻撃にはアメリカは逆襲をかけ、相手のサーバーやパソコンをハックして「攻撃計画書」みたいなものをとりだして、今回の米中会談でも習近平強く圧力を掛けたとみられています。

さてサイバー攻撃ですが、日本の場合は自衛隊ではなくて警視庁が担当していると思います。実は警視庁は中途の専門職を募集していて、中国語に卓越した人とか、法医学、科学の専門家を採用しているのですが、特別捜査官としてコンピュータ犯罪捜査官も採用しています。

警視庁採用サイト 特別捜査官

でも自衛隊にもサイバー防衛隊(仮称)というのがあるんです。

自衛隊のサイバー攻撃への対応について

これが活動指針。

防衛省・自衛隊によるサイバー空間の安定的・効果的な利用に向けて

あくまで防衛が中心なので、こちらから仮想敵国のサーバに侵入しということはしていないでしょうが、ファイルを盗みに来た相手にお土産にウイルスを持たせるくらいのことはしていると思います(想像)。

image by: Shutterstock

 

永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ
著者:永江 一石
商品開発や集客プロモーションを手がける会社を設立し多くの企業のマーケテイングを行う。メルマガでは読者から寄せられたマーケティングのお悩みに対し具体的な解決策を提示。ネットショップや広報担当を中心に多くの購読者から支持されている。
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