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YOUは何しに新潟県小千谷市へ?地方にやってくる外国人の目的は

地方であっても、外国人や観光客を呼び込む「磁力」が強い土地はいくつもあります。無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんは、そんなスポットを紹介しつつ、「地方の元気を見習うべき」と記しています。

地方の「元気」を見習う

名古屋弁

名古屋のある神社には、ユニークなおみくじがあります。

名古屋弁おみくじ」。

そこに書かれた運勢は、すべて名古屋弁

地元の人にとっては親しみが湧き、観光客が見れば、面白可笑しく楽しめます。

ただし、この神社はあまり知られていないので、この方言おみくじを観光資源と捉えてアピールすれば、来訪者は増えるのではないでしょうか。

おみくじ以外にも、方言をテーマにした施設やお土産を創り出せば、この地域は観光地に変貌するでしょう。

小千谷に集う外国人

新潟県小千谷市に、ヨーロッパをはじめとする海外の人が大勢押し寄せています。この地が発祥で、養殖する業者が数多くいる、ある生き物を買うためにやって来ます。お客さまの7~8割は外国人だという業者もいます。

真鯉から改良して誕生した「錦鯉」です。海外に愛好家が多く、品評会なども行われています。その中でも、こだわりの強い愛好家が、わざわざ本場まで買いに来るのです。

日本では住宅事情などで、鯉を飼う人は少なくなっていますが、海外では池を作ることくらいは普通にできます。日本の優雅で風流な文化が外国人に注目されたのです。

このような、日本では敬遠されつつある文化でも、外国人には受け入れられるかもしれません。探してみれば、そこにヒントがあるかもしれません。

ブラジルタウン

群馬県邑楽郡大泉町は、ブラジル人が多く住む「ブラジルタウン」として有名です。かつて製造業が多かったことから、その働き手としてブラジル人がたくさん移住してきたのです。そのため、ブラジル料理のお店やブラジルの食材を扱うスーパーなどが多く存在しています。

大泉町に行くと、日本にいながら外国気分が味わえるのです。あるスーパーは、日帰りツアーのプランに含まれ、観光バスが定期的にやって来るようになりました。

日本でありながら、外国の文化が体験できると、お客さまに喜ばれています。そこに目をつけたツアー会社がお見事です。

image by: Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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