平成29年の交通事故死者は2年連続で4,000人を切り、「交通戦争」と呼ばれた昭和30年から40年代がウソのようですが、唯一気がかりなのが、高齢者が関わる事故の増加です。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、視界が悪くなる時間帯にお年寄りの交通事故を防ぐちょっとした工夫を紹介しています。
秋の夕暮れと明るい色
さて、本日はオトシヨリにやってみて欲しいお話。
だんだん暗くなる時間が早くなってきましたね。つるべ落としの秋の暮れとは、良く言ったものですよね。この薄暗い時間帯に多くなるのが
- 交通事故
なんです。運転する側も歩行者側も、暗さに慣れておらず判断が遅くなるのが原因なんです。しかもこの時間帯の交通事故は
- 加害者も被害者もオトシヨリが多い
んです。まあ、交通事故全般で加害者も被害者もオトシヨリが多いので、この時間帯だけ特別多いわけじゃないのかもしれませんけど。
でね。この交通事故の被害者になるのをちょびっとだけ減らせる方法があるんですよ。しかも家庭で準備できることで。それが
- オシャレ
をすることです。とりわけ重要なのが
- 明るい色の服を着る
ことです。多くの高齢者が好む地味な色味の服が、夕方や夜間には運転する側から
- とても見えにくく
なっているんです。そのため発見が遅れて事故になってしまう…ということです。全身グレーやネイビーの服装は、ヘッドライトの光を吸収しちゃいそう( ̄∇ ̄)。周囲の薄暮に溶け込んで分かりづらいですよね。まあ、確かに
- 黄色い帽子
- 赤いコート
- スカイブルーのセーター
- ラベンダーのマフラー
- 白いパンツ
どれかひとつでも身に付けていたら、遠くからでも見えるんじゃないかって思いますよね。「あ、赤い服を着ている人が歩いてる」とドライバーに思ってもらえそうです。
しかも、色の持つチカラは、大きいんです。
- オシャレが気持ちを若返らせる
んです。交通事故とは直接関係ありませんが、これはこれでとてもいいことです。明るい色味の服の方が気分も明るくなりますよね。おそらくこれはオトシヨリに限ったことではないでしょう。オトシヨリは
- もう●●歳なんだし
- トシヨリなんか
- どうせ腰が曲がっているから
といった言葉で、あたかも明るい色を避けることが嗜みであるかのように暗い色の服を選びがちでしょうがそれこそが
- 経年劣化街道まっしぐら
です( ̄∇ ̄)。「なんか」「どうせ」は、オトシヨリじゃなくても禁句ですが、オトシヨリが口にすると一気に老化とあの世が近づきますよ。
オトシヨリにちょっとだけ明るい色味の服装を。1アイテムだけでも不慮の事故を防いでくれるかもしれませんよ。
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