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「またミーティングか」と皆が思う会議に足りない3つのポイント

業務に慣れたり、社内の役職が上がり忙しくなるほど「いつものミーティングなんて時間の無駄」などと思ってしまう傾向に陥りがちですが、いったい何がそう思わせてしまうのでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、「そもそも会議に対する社員の認識がバラバラな事が原因」とし、会議で押さえるべきポイントを記しています。

会議の意味とは

私はサラリーマン時代、無駄な仕事はやりたくない人だったんです。ま、これは誰でも同じですよね。でも本当にそう振る舞えるのかは話が別ですよ。

私にとっての無駄な仕事というのは、やっても効果が出ない、もしくは投下した資源(人、モノ、カネ、時間)と比べて効果が低いということです。そういう仕事は、言下に

 ● やっても意味がないからやらない

って突っぱねるんです。ここで大人しく引き下がるような人は、ホントに大したことありませんから、それからは相手にしません。というか、こういう断り方をされると、もうこいつには頼むまいと思うみたいで、相手の方が近づいて来ませんから。つまり私的にはおバカ判定機能が付いた断り方だったんですね。当時はそこまで分かっていませんでしたけど。

まともな人はやっても意味がないと思いますって言われたら

という疑問が立ち上がるはずなんですよ。それを自分の腹に落とさず、断られたからムカつくとか、アイツは仕事をイヤがるとか、付き合いづらいとか、協力的じゃないとか言われても、私には馬耳東風、おバカが一人去って行って清々したくらいにしか思いません。

で、上記ポイントを明確にするために会議をするんです。会議ってアイデアを出し合う場所ですから。

ちなみに、サラリーマンにとって役職が上がれば上がるほど、仕事に於ける会議の比率が高まります。だから会議を生産的に行うという視座と、そのためのスキルって大事なんですよ。

仕事というのは、正しい設計図の元、関係者全員が同じ方向を向いて、同じ未来の景色を見て、走ったら必ず上手く行くんです。日本という国の生産性が下がったのは、この方程式に則って仕事をしなくなったからです。

そもそもの設計図にバグがあったら、いくらやっても成果なんて出ませんし、関係者がバラバラの方向を向いていたら、お互いが足の引っ張り合いになりますし、未来の景色が共有されていなければ、時間の進行と共に意見の食い違いが発生しやすくなるんです。リーダーやマネージャとして仕事を振り返る場合どこに問題があったのかを検証するときに、これを考えるんですよ。そしてここでの問題点を矯正する場が会議なんですから。

今日の会議ってところで何をするんだっけ何が目的なんだっけ?と考えると、会議の成果物が明確になります。アイデア出しが目的なら、設計図を作っている段階ですから、ここでは意見を言わない、アイデアを出せない人は不要なんですよね。そしてここでは結論は出ないかも知れません。これが目的の会議で無理矢理結論を導こう、ゴールに辿り着こうとするから、バグのある設計図のまま走ることになるんです。

設計図が出来上がったら、関係者全員を同じ方向に向かせるという次のステージになるわけです。ここでは、関係者たちがちゃんと設計図を理解しているのか、そこに書かれている役割や、ステップ、期限を理解しているのかの確認をするわけです。誰が、いつまでに、何をするのか、を全員が共有のモノにするのが目的になるわけです。

最後の同じ未来の風景を見るというのは、プロジェクトを成功させる最後の味付けです。これは完全に精神論なのですが、仕事が人間のやるものである以上、気分を高めるという仕掛けがどうしても必要です。仕事なんだからやれよ、で動く人ばかりじゃないのです。そんな人には、この仕事の意味や意義、これが会社にどんな良き影響を与えるのかを理解させることで、動機付けをするわけです。それが未来の風景を共有するということです。

これ全部、会議の目的ですからね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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