銀行口座を持っているだけで手数料?大手銀行別「値上げ」まとめ

2019.12.12
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by 編集部サトシュウ
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銀行の手数料引き上げが続いている。長引く低金利で収益の好転が見込めず、苦しい経営を強いられている銀行。コストと人手がかかる昔ながらの窓口業務に次々とメスを入れている。銀行を利用する我々にとっては、まさに直結するとも言える問題。では、具体的にどんな値上げが行われていくのか?時事通信産経新聞が報じた内容をもとに、その対応をメガバンクごとに見ていこう。

相次ぐ各メガバンクの手数料値上げ

『みずほ銀行』

みずほ銀行は11月、窓口での振込手数料を100~200円上乗せして、400~900円へと改めた。また、ATMでの振込手数料も2020年3月から引き上げると発表。日本経済新聞によると、「キッシュカードで3万円未満を振り込む際、同一支店間は無料、みずほ銀の他支店宛ては110円だったが、いずれも220円」とし、「他行宛ては220円から330円に改める」と伝えている。一方、ネットバンキングでの振込手数料は据え置く

『三井住友銀行』

三井住友銀行では、今月2日から海外に送金する際の手数料を現在の2倍前後となる7千~8千円に引き上げた。加えて、「硬貨入金整理手数料」を新設し、多くの効果を店頭に持ち込んで入金する際の手数料を徴収。300枚までは無料だが、301枚から500枚までは500円、501枚から1,000枚までだと1,000円の手数料を徴収するという。

『三菱UFJ銀行』

最大手の三菱UFJ銀行は、窓口での海外送金手数料をすでに6月に引き上げ済み。4月には50枚入りの手形帳と小切手帳の窓口での交付手数料を引き上げている。

いずれの銀行でも、手数料値上げに踏み切ったのは「窓口業務」における作業。その背景にはスマートフォンやパソコンが普及し、ネットでの取引が増える中、手間や人件費がかかる窓口業務からの脱却を図る狙いがある。窓口で行う業務の手数料を引き上げることで、利用者の窓口離れを促したい考えだ。実際にみずほ銀行ではこの10年間、ネットでの取引が約3.5倍に増える一方、店舗への来店客数が約4割減少しているという。



口座を持っているだけで維持手数料がかかる時代に

そんな中、三菱UFJ銀行では、2年間取引がない不稼働口座から1,200円の管理手数料を取る案の検討に入り、2020年10月にも実施したい運びだ。既にりそな銀行や一部の地方銀行で同様の手数料を徴収しているが、口座を維持するためだけに手数料を払うという感覚が日本では少数派のため、慎重に導入の是非を探っているという。これに対してネット上では、「使っていないのに手数料発生するなんて嫌」「おかしい」など様々な声が挙がっている。

 

一連の手数料値上げの流れには、窓口業務からの脱却を狙っているだけではなく、「キャッシュレス決済でIT企業などの新興勢力が台頭していることへの焦りもある」という。しかし、預金者や利用者から現金を引き離したばかりいると、銀行を訪れる機会そのものが失われてしまう懸念もあるといえよう。

image by:Shutterstock

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