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帰省ブルー、減額できないお年玉。年末年始はストレスだらけ?

令和元年も残すところあと2週間を切りました。みなさんは年末年始をどのように過ごす予定ですか?国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」が主婦利用者を対象に実施した意識調査によると、令和初・消費税増税後初の年末年始となる今回は、新たな気持ちで新年を迎えたいと思っている人が多いなか、消費税増税が年末年始になくてはならない「おせち料理」や「帰省費用」にも影響することがわかりました。

ただし、消費増税減らせない費用も…。また、「帰省ブルー」、「帰省うつ」などと呼ばれ、主婦にとって悩みの種となっている「義実家への帰省のストレス」についても興味深い結果が得られています。今回は、年末年始を迎える前に知っておきたい「令和の家計と妻の気持ちのリアル」をご紹介しましょう。

年末年始はポジティブなイメージ。でも…

主婦にとっての「年末年始の印象」について聞いたところ、32.7.%が「ポジティブ」、42.2%が「ややポジティブ」なイメージと回答。74.9%の主婦が前向きな印象を持っていることがわかりました。「お買い物が楽しみ」(30代)、「クリスマスやお正月で街や人が賑わっていたりして、ワクワクした気持ちになるから」(40代)というのが理由のようです。さらに「令和初めてのお正月が来る」(50代)など、新時代の幕開けを楽しみにしている声もありました。

一方で、「ネガティブ」「ややネガティブ」なイメージと回答した方は両方合わせて25.1%でした。その理由に、「お年玉や忘年会・新年会で出費がかさむ」(20代)、「大掃除で精神的にも肉体的にも疲れる」(40代)、「義理の実家に帰省しないといけない」(30代)という声が目立ちました。

ポジティブ・ややポジティブなイメージの理由

ネガティブ・ややネガティブなイメージの理由

頭を悩ませる「減らせない出費」は…?

年末年始のネガティブなイメージとして「出費がかさむ」という回答もありましたが、「年末年始を通した、もっとも高い出費は何になりそうですか?」と聞いたところ、子どもたちが一番楽しみにしている「お年玉」が25.4%とトップ。次いで「おせち料理」(13.8%)、「帰省の交通費」(10.5%)が続いています。いずれも年末年始における「必要経費」が上位になりました。昨年(2018年)の結果と比較してみると、「お年玉」が3位から1位にランクアップしています。

消費税増税で年末年始出費に「影響あり」

今年の10月に実施された消費税増税は、年末年始の生活にどのように影響するのでしょうか。「影響がある」「やや影響がある」と答えた方が70.6%と、増税が年末年始の出費にも大きく影響していることが明らかになりました。

「影響がある」という7割の方を対象に、どのような影響があるか聞いてみたところ、「おせちの品数を減らす」(50代)、「おせちのランクを下げる」(30代)など正月のおせち料理の品数やランクに影響があるという声が多くありました。一方で、「外食からデリバリーにする」(20代)、「外食を控える」(50代)と軽減税率を考慮する回答もありました。

また、帰省についても、「交通費の負担が大きい」(30代)ようで、「帰省する日数を減らした」(40代)という方もいました。Q2「年末年始を通したもっとも高い出費」では「帰省の交通費」が昨年1位から3位にランクダウンしています。「帰省先の宿泊をやめ日帰りにする」(40代)、「ガソリン代が高くなるので公共交通機関を使おうか迷っている」(30代)と、例年より帰省の費用を抑えようとする動きもあるようです。 

結果として「帰省の交通費」の順位が下がり、「お年玉」が年末年始を通したもっとも高い出費となりました。お年玉に関しては「ケチなことはしたくはない」(50代)ようで、消費税増税でもお正月恒例の「お年玉」は減らせないようです。

ほかにも、広がるキャッシュレス決済の影響からか「お酒などはキャッシュレスでポイントが貯まる所で購入」(30代)と賢く活用している回答も多く見られました。

年末年始の予算はいくら?おせちはどうする?

年末年始はお金の出入りが激しいシーズン。出費額の想定を聞いたところ、「1~3万円未満」(32.3%)という回答が最も多く、次いで「3~5万円未満」(27.7%)でした。

「おせち」について聞いてみたところ、「一部を作り一部を購入予定」34.2%、「全て購入する予定」12.1%と、約4割の人が「購入派」でした。

そこで、おせちを購入予定の方に購入場所を聞いたところ、7割以上の人が「スーパーマーケット」(70.1%)と回答しています。重箱詰めおせちのセットが主流ですが、伊達巻や栗きんとん、数の子など食べたいものを単品購入するニーズも増えているため、気軽に購入できるスーパーマーケットが重宝されていると思われます。次いで「百貨店・デパート」(18.0%)、「インターネット販売」(12.6%)となりました。また、「その他(自由回答)」の中には「ふるさと納税」と回答した方も少数おり、この時期だけの返礼品として注目されているようです。

帰省中は何かと気遣いばかりで、妻はブルー

Q1にもあるように、年末年始のネガティブ要因に「義理(夫)の実家帰省」があります。最近では「帰省ブルー」「帰省うつ」とも称され、長期休暇における主婦の大きなストレスの一つになっています。そこで、配偶者(夫)の実家に帰省予定の方(4,463名)に「義実家への帰省ストレス」について聞いてみました。

ストレスが「ある」と答えた人は63.1%で、「気を遣う」という声が圧倒的でした。また、義理の実家とは言え他人の家。「勝手が分からない」(30代)「正月の家族ルールに馴染めない」(40代)という声もありました。「お雑煮が好きな味じゃない」(40代)と年始特有の切実な悩みも。いずれにせよ、ゆっくり休めない現実にストレスを感じている人が多くいるようです。さらに、「配るお年玉が多い」(20代)などお年玉がネックになっている人もいます。

一方で、約4割の人がストレスは「ない」と回答しています。「本当に家族のように接してくれているから」(20代)という仲の良い家族もあれば、「自分の実家の方が様々なことをやらないといけないので、そちらの方がストレス」(30代)という方もいました。とはいえ、「日帰りなので、気をあまり使わない」(30代)と宿泊の有無がストレスに起因している部分も少なからずあるようです。

source: PR TIMES
image by: PR TIMESshutterstock.com

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