危機感のない現地の様子
無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』の著者で上海在住の日本人ジンダオさんからの情報によると、武漢に出張した方から聞いた話として、現地に暮らす人たちは新型コロナウイルスについて関心が非常に低いようだ。まず、マスクなどの対策はしておらず、人口に対して被害者の数が少ないからか、街はいつも通りの様子。今回の件についてたずねても「なぜそんなに騒いでいるのか?」といった反応だという。特に武漢市以外の地域は、身近に発症者がいないことなどから、大変な事態である実感がないようだ。
関心の低さが如実に現れているのは、中国のネットニュースランキングである。TOP20のランキングの中で、「日本で新型ウイルス発見」といった記事が、なんと19位なのである。世界を震撼させた「SARS」が流行したのは2003年のこと。現在30代の中国人は、当時のことをよく覚えておらず、危機感もあまりないという。「SARS」騒動の当時、現地に駐在していた日本人も他人事のように思っていたのかもしれない。
大量来日が予想される春節
今月下旬には、中国の春節(旧正月)が迫り、訪日旅行者の増加が見込まれている。日本政府観光局によると、2018年の春節期間には約71万6,000人が、2019年の春節期間には71万3,600人もの中国人が来日している。これ以上感染を広めないためにも「水際対策」の強化が必要不可欠ではないだろうか。
Twitterの声
仕事から帰って、朝食を食いながらテレビをみてると、新型肺炎と中国の春節を報じてた。渦中の中国人が「何の問題もない」と逆ギレ気味に語ってるのには閉口した。
そして多くの中国人がマスクすらしてないのにはビビったね😅さすがやで……— かいつまんで(katsuvon or yamakatsu) (@K2_Geee) January 17, 2020
新型肺炎。もうすぐ中国は春節でたくさんの中国人が移動するみたいだけど、、絶対沖縄もたくさん来るよね〜怖い〜てかまずマスクだけでもしてほしいわ〜〜
— まあ (@3mama06401140) January 17, 2020
大陸おる人らからの武漢肺炎の話がほんとにパンデミックって感じです これから春節で中国人移動しまくるのにな〜
— モブ7歳 (@ubuchinchin) January 17, 2020
武漢肺炎は潜伏期間だと空港で検査しようが無駄だし、観光船とか割と時間をかけて各地によりながら来てると船内で罹患するだろうし入国禁止とかは差別だとか言われるし出国禁止は中国が肺炎自体情報公開してないようなので春節でばら撒かれると大変。
— keroro (@dmkeroro) January 17, 2020
武漢の謎の肺炎、ヒトtoヒト感染の可能性が人民大移動たる春節前に判明するのマジで恐怖でしかない
— not a robot but a cat (@Kengo_TODA) January 17, 2020
新型コロナウイルス初めて聞いた。なんで中国人マスクしてないの(笑)怖いんだけど(笑)
— せりか (@serichan1111) January 17, 2020
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