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SB元社員、露スパイに機密漏えいで「ツッコミどころ多すぎ」の声

「ソフトバンク」の機密情報が不正に持ち出され、ロシア側に渡ったとみられる事件で逮捕された同社の元社員、荒木豊容疑者(48)が不正に情報を入手した数日後、在日ロシア通商代表部の職員に記録媒体を手渡したと説明していることがわかったと、産経新聞日本経済新聞FNNなどが報じている。

夜に街中で声をかけられた

捜査関係者によると荒木容疑者は、初めて出会った際の状況について「夜に街中で声をかけられた」と話しているという。その後、ロシア人スパイとみられる男性から情報入手を求められた。荒木容疑者は、接触する日に合わせてソフトバンクのサーバーにアクセスし、機密情報を取得した可能性があるという。ロシア人の男性に飲食店で複数回情報を渡し、1回あたり現金数万円の報酬を受け取っていた。

容疑者「ロシアのスパイかも」

ロシア人の男はカタコトの日本語を喋り、氏名や職業は偽っていた。連絡先は告げず、次に会う時期や場所は口頭で指定していたという。荒木容疑者は、「ロシアのスパイかもしれない」と思っていたものの、「お金をもらえるので深く考えなかった」と話している。あまりの危機感のなさに、ネット上では驚きの声も多く挙がっている。

渡された情報の詳細

ソフトバンクによると、無断に社外に持ち出された情報は作業文書など。顧客の個人情報などの機密性の高い情報は含まれていなかったという。とはいえ、利用者には不安の声が広がっている。

ロシアスパイに狙われてきた日本

日本はこれまでにも、ロシアのスパイに機密情報を狙われてきた。2005年には、半導体大手の元社員の男性が在日ロシア通商代表部員に軍事転用可能な半導体データを渡す報酬として現金を受け取っている。2015年には、防衛省幹部が内部資料を在日ロシア大使館に提供し、書類送検された。

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source:産経新聞日本経済新聞FNNAERA.dot

image by:Michael Vi / Shutterstock.com

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