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モノを知らない人と思われぬため。「同じ読み」漢字の書き分け方

例えば「あげる」という言葉、漢字で正しく書き分けることはできるでしょうか。ビジネス文書等で誤用した場合、信頼を失うことにも繋がりかねません。今回の無料メルマガ『仕事のメール心得帖(無料版)』では著者の神垣あゆみさんが、複数の意味を持つ言葉の書き分け方について詳しく解説しています。

言葉の書き分け 「あげる」

読みは同じでも、字に書くと漢字が異なり、意味も違う言葉があります。

パソコンで文字を入力するとき、変換候補の中からどれを選んでよいか分からなくなることがありますが、そんな言葉の書き分けについて取り上げてみたいと思います。

「あげる」は漢字で表記すると「上げる」「挙げる」「揚げる」ですが、使い分けはできていますか?

「上げる」は、文字通り「下」の対語。位置や程度があがる、高める意もあります。

対して「挙げる」は、はっきり分かるように示すこと、列挙、出し尽くす、こぞってするなどの意味があります。

「上げる」か「挙げる」か判断が付かない場合は「あげる」とひらがな書きに。「~してあげる」は「上げる」「挙げる」ではなく、ひらがな書き

それに対し「揚げる」は、高く掲げる、ある場所から他の場所へ移すという意味があります。

言葉の書き分け 「かえる」

「かえる」には4つの漢字があります。「変える」「換える」「替える」「代える」です。

前とは違った状態、変化や変更を示す「変える」に対し、紛らわしいのが「換える」と「替える」です。

「換える」とは、AとBを交換、転換、改めるといった意味があります。

「替える」は前の物事をやめて別の物事をする意味があります。

それに対し「代える」は別のものがその役をする、なりかわることを意味します。

image by: Shutterstock.com

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仕事上手はメール上手! 「ご返事」「お返事」どちらが正しい?
メールで間違いやすい敬語の使い方は? など、気になるビジネスメールの基本やマナーをご紹介。2005年1月創刊、まぐまぐ大賞「ビジネス・キャリア部門」入賞。「迷わず書けるメール術」など、メール対応関連の著書8冊刊行。まぐまぐ!から有料メールマガジン「仕事のメール心得帖」も配信

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【著者】 神垣あゆみ 【発行周期】 平日日刊

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