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4月1日から値上げラッシュ。食用油、レジ袋…家計への打撃まとめ

4月1日から暮らしに関わるサービスが多く変わることを、もうご存知だろうか。銀行手数料や大病院の入院初日の費用などの値上げのほか、東京都では自転車の利用者に損害保険の加入を義務づける条例が施工される。


食料品の値上げ

日清オイリオグループは1日、J-オイルミルズは20日から家庭用食用油を1キロあたり20円以上値上げする。マルハニチロはサンマ缶全9種を1日から10円値上げする。

レジ袋有料化

イオンは、グループ内のコンビニの直営店や小型スーパー、ドラッグストアのウエルシアでレジ袋の無料配布を終了。2月時点ですでに有料化されていた店舗も含め7300店に拡大し、フランチャイズ店など残りの4000店でも7月以降に順次有料化する予定だ。ドラッグストアのマツモトキヨシも、約1700店で有料化する。ユニクロやGUを展開するファーストリテイリングは、国内全店舗で1枚10円(税抜)で販売するという。

自転車保険加入義務

東京都で自転車を利用する人に「損額保険」の加入が条例で義務づけられる。「自転車保険」とは、自転車に乗っている際に起こした事故による損害を保障するもので、大手損害保険会社ではコンビニエンスストアやスマートフォンで手軽に加入できるよう準備されている。

医療負担・保険料増

緊急患者を受け入れる大病院では、入院初日に5200円が加算され、高所得層が支払う保険料の上限も増額。後期高齢者医療は2万円増額し、年間64万円、国民健康保険は3万円増額し、年間99万円になる。40歳から支払い義務が発生し、生涯にわたり払い続ける「介護保険料」も、年間1万円前後値上げされる。この値上げにより、健康保険組合の保険料は前年度より700億円も増額するという。

受動喫煙規制強化

改正健康増進法が施工されることにより、飲食店などでの喫煙が原則禁止される。喫煙が可能になるのは、喫煙専用室、加熱式タバコ専用喫煙室、喫煙目的室の標識が掲げられているバーやスナック、客席面積100㎡以下かつ資本金5,000万円以下で経営規模が小さい既存の飲食店のみ。喫煙可能か否かは、施設やお店に入る前に標識の有無で判断できる。

働き方

「同一労働同一賃金」が大企業で適用され、正社員と非正規社員の間の不合理な待遇差が禁じられる。仕事内容などに違いがあり、賃金にさを儲ける合理的な理由がある場合は、従業員が説明を求めた際に応じる義務が発生する。ほかにも、時間外労働の上限規制が中小企業にもかけられる。

新型コロナウイルスの脅威が衰えをみせない中、予定通り4月1日から「値上げ」ラッシュが始まることについて、日本のネット上では、悲鳴にも似た声が多くあがっている。

Twitterの声






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source:時事通信NHKJT朝日新聞

image by:Obs70 / Shutterstock.com

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