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これぞ「アベノマスク」首相の1世帯マスク2枚配布発表に批判殺到

新型コロナウイルスによる感染拡大を受けて、安倍首相はすべての世帯を対象に1つの住所につき2枚ずつ、布マスクを配布する方針を明らかにしたと、TBSニュースNHKなどが伝えた。経費は今年度の補正予算案に盛り込むという。すでに各地に感染が広がっており「マスクを2枚配布」するだけでは今さら感が否めない。今はほかに取り組むべき対策や補償があるのではないだろうか。これについて日本のネット上では、「アベノミクス」を揶揄した「アベノマスク」なるハッシュタグがトレンド1位となり、「エイプリルフールだと思った」「郵送代で他にできることある」「国民をバカにするのも大概にしてほしい」と批判の声が多くあがっている。

安倍首相「品薄状態解消に有効」

安倍首相は日本郵政のシステムを活用し、1つの住所につき2枚ずつ布マスクを配布すると明らかにした。再来週以降から感染者数の多い都道府県から順次届くという。安倍首相は「布マスクは洗剤で洗うことで、再利用が可能」とし、品薄状態が続く使い捨てマスクの需要に対応できるとの考えを示した。菅義偉官房長官も「洗濯などの不便はおかけするが、少しでも国民の皆さんの不安解消に取り組んでいきたい」と述べている。たった2枚のマスク配布で国民の不安は解消されるのだろうか。

元小説家・百田尚樹氏「アホの集まりか」

これについて、安倍首相と仲が良いと言われている元小説家の百田尚樹氏(64)は自身のSNSで「大臣が勢揃いして決めたのがそれかい!アホの集まりか」「エイプリルフールのつもりか」と安倍政権をぶった斬った。


百田氏はこれまでにも「末端の経済や庶民の経済を救わないと生命が危ない」として消費税撤廃を求め、卒業式などのイベントを自粛させ休校措置を取っているにも関わらず、感染の温床になりかねないパチンコ店の自粛を要請していないことについて「パチンコ利権で甘い汁を吸っているクズ議員がいるのはわかるが、何とかしやがれ!」と激怒していた。一方、先月31日に生活保護を受給している人々について「炎上覚悟」と前置きした上で、「生活保護の人に給付金を出すのは反対」ともツイートし、物議をかもした。


鳩山元首相「早急にやって欲しいのは減税」

鳩山由紀夫元首相は自身のSNSで、マスクの配布をエイプリル・フールのジョークだと受け止め「なかなかやるなぁと思っていた」とし、「本当になさるようだ」と驚きの声をあげた。


芸能界からも批判の声

また、尾木ママの相性で親しまれる教育評論家の尾木直樹氏(73)は自身のブログで、「(緊急事態宣言を出すか出さないかの瀬戸際である)今はそんなレベルの話じゃない」「(対策が遅すぎるという)批判が国内外から殺到しているというのに、政府の対策本部には届いていないのか」と批判。「緊急対応しているのは国民だけかもしれない」「本気で心配です」と心情を明らかにした。

元格闘家でタレントの高田延彦氏(57)も自身のSNSで「まさかのエイプリルフールジョークじゃないよね?」と述べている。

Twitterの声

日本のネット上では、アベノミクスにちなんで「アベノマスク」のハッシュタグをつけて投稿する人も多く見られ、2日のツイッタートレンドワードで一時1位に躍り出ていた。











※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source:TBSニュースNHKサンスポデイリー

image by:首相官邸HP

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