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コロナ離婚を防げ。いい関係を維持するために夫婦で始めるべき事

在宅勤務や外出自粛の影響により、いわゆるコロナ離婚の危機に瀕している夫婦の増加がメディアで報じられています。しかしその「夫婦関係の危機」は、突然湧いたものなのでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、夫婦仲が悪化するプロセスを解説するとともに、何年経ってもいい夫婦関係を維持するためお互いが努力すべきことをレクチャーしています。

夫婦仲が悪化するプロセスとは

結婚相手を考える時に、絶対に考慮しなきゃいけないのは、相手と自分とのレベルです。人間ってあらゆる面で、レベルというかランクというか格差があるわけですよ。高望みをして自分よりも上のランクを狙うのを止めろとは言いませんが、両者の格差が甚だしいと後々苦労することになりますよ。

結婚したらふたりでいる時間が増えるわけで、そうすると否応なく相手のレベルを感じるわけですよ。これが相手が上でも、自分が上でも差が開きすぎると疲れるんですよね。そもそも話題とか趣味が全く合致しなかったら、会話も盛り上がらないわけです。

ですから自分のレベルに近い相手の方が、結婚生活は上手く行きやすいわけです。特にあなたが譲れないというジャンルについて、両者のレベルがかけ離れていたら、場合によっては憎悪のタネになるかもしれません。

私の場合には、「本を読む人なのか」と「怪しい系に関する理解度」のふたつは譲れませんでした。それがマッチしていたのかは、私の家人に会ったことがある人は理解できますよね。

これは女性に多いんですが、結婚相手に年収1,000万を求めたりするじゃないですか。ま、ご自由にとしか言いようがないんですが、そんな人と貴女が釣り合うと思うんですか?今の時代、年収1,000万円ってかなり勝ち組の男性でしょ。そんな人とあなたが一緒に、同じ屋根の下で暮らして、価値観は合うんですかね?

年収1,000万になるような男性って、それなりに勉強しますよ。本もたくさん読むでしょうし、セミナーにも行くでしょう。まさか貴女はそれにとやかく言いませんよね。勉強しているコンテンツがなんであれ、応援するんですよね。

で、そうやってご主人がドンドン成長していったとして、あなたは今のまま、同じレベルでいるわけですか?それでご主人との格差は広がらないんですか?今はそこそこ釣り合いが取れているかも知れませんが、長い人生で学びのプロセスを続けている人と、同じところに留まっている人とでは、5年後に見える風景が変わるんですよ。

それで貴女とご主人の関係が維持できると思うのですか?ご主人はそんな成長しない貴女を、同じように愛してくれるのでしょうか?

同じことは男性側にもいえるわけです。奥さんになる人の趣味、嗜好をどこまで理解していますか?その趣味、嗜好に対してあなたはどこまで近づこうとしているのでしょうか?え?相手の趣味は趣味だから、勝手にやれば良い。オレはカネは出すんだから、後は自由に好きなことをやれば良い…ですか。

そんな趣味嗜好に没頭したら、それが5年間続いたら、貴方と奥さんとの距離感が変わって来ることが想像できませんかね。そんな趣味に対して、あなたが一切関わらず、おカネだけ出しているという状態で、夫婦間でそんな趣味の話ができると思いますか?趣味嗜好が深まるということは、家庭内でその手の話が増えるということで、その時に貴方は、「オレには関係ないんだから、その話はしないでくれ」って言うつもりですか?

貴方にとって好きでもない領域の話を、1時間くらいウンウンって聞いてあげられるんですか?そもそも相槌だって打てないですよね。え?カネを出してやってるんだから後は知らんですか。それじゃ奥さんは、自分の趣味の話を家庭内の誰と共有したら良いんですか?そんなのは外で勝手にやってろですか?それで奥さんとのラブラブが維持できると思うんですか?

夫婦仲が悪くなる原因はここにあるんですよ。

ではその解決法はどこにあるのか?を次回解説します。

夫婦仲を維持するために

夫婦の間で、あまりにも格差が広がってしまうと、会話が成立しなくなって段々と冷めていってしまうよね、という話を前回したところです。

ケース分けしてかんがえてみると、ひとつはお互いの趣味嗜好が混じり合っているというケース、もうひとつは隔絶しているケースがあります。前者は、お互いが同レベルで進化、進歩するという仕組み、仕掛けを考えなきゃならないということです。ギャップが開いたら、気まずくなりますから。

後者については、早い段階で両者が歩み寄ることを考えなきゃならないんです。あれは相手の趣味だから、オレには関係ないという態度が進むと、ドンドンと会話のネタがなくなります。たぶん今が一番近い距離にいるんじゃないですか。3年も経って相手が先に進んだら、会話の糸口すらなくなりますよ。

だから我が家では、家人も2年遅れでピアノを習いだしたんです。趣味嗜好を混じり合わせるために。そうなるための線路を、少しずつこちらに引き込んで行ったんですよ。強制せず、なんとなくやってみたいと思わせるためのレールを、慎重に時間を掛けて、枕木を置くところからやり続けたんです。家人は音楽じたい、ほとんど聴かない人だったので、まずはそこから。どうやったら好きな曲を見つけられるのか、どんなジャンルの音楽ならハマりそうなのかなんてことを、結婚してからずっと相手を観察しつつ考えていたんです。

これは偶然じゃ無いんですよ。私は狙ってやったの。そこまでにスゴく時間と手間が掛かっているの。だってそうしないと、仲良くなれないでしょ。共通の趣味になった方が、もっと会話が増えるじゃないですか。

それはお互い様のところがあって、家人はガーデニングが好きなんですよ。私は一向に興味が無かったわけ。私は食べられない植物には興味が無かったの。だから野菜やお米には興味があるんですけどね。でも見るだけで食べられないモノは、どうでも良かったんですよ。

で、田舎暮らしを始めて、家人が庭にあれこれと植物を植え始めた時に、ちょっと考えたわけです。ここで完全無視をして、勝手にやればと言ってしまったら、3年後、5年後に面倒なことになるぞと。バラなんて5年後はもっと大きくなっているわけですから。おまけに家人は、毎月毎月NHKの『趣味の園芸』を買い続けているわけですよ。今では年間購読していますけど。

だったら早いウチに少しずつ関わっていって、会話が寂しくならないようにしなきゃマズいと思ったんですよ。だから私も、冬に私もバラの剪定を手伝ったり、春にはモッコウバラの誘引とかを一緒にやるんです。それはやりたくないって言ったらダメなの。話を合わせられるレベルを維持する必要があるんですから。ちょっとで良いから、相手の趣味嗜好に関わるような行動をするの。

そうすると相手の楽しい気持ちが少しだけ共有できるわけ。

 ▼ 今年もいっぱい花が咲いたら良いね
 ▼ これだけ雑草を取ったらスッキリするね
 ▼ モッコウバラは将来が楽しみだね

みたいな会話もできるわけですよ。これが夫婦円満の秘訣なんです。お互いが、

 ■ 自分には関係ないよ

って考えるから、ドンドンと会話が減っていくの。もちろん家人の方もそれが分かっていて、楽器をやり出したんだろうと思いますよ。私の敷いたレールに、分かっていて乗って来たの。その程度に、同じレベルの思考ができる組み合わせですから。お互いのレベルが合っているって、そういうことですから。

結婚相手を選ぶ時には、それくらいの未来を考えるモノですよ。脳みそとマインドが離れすぎている人と、長い時間を楽しく過ごせるわけがないんですから。初めはガマンができるかも知れませんが、そんなガマンは3年も続かないですよ。

私たち夫婦を見て、仲が良いですねって言う人はたくさんいるんですが、誰も

 ● 10年経ってもそんなに仲が良い秘訣ってなんですか?

って訊いて来ないんですよね。その答えがこれですから。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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