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なぜ夫に買い物を頼むとトンデモないモノを買ってきてしまうのか

新型コロナウイルス流行によるライフスタイルの変化はさまざまな「不都合」を浮き彫りにしましたが、「頼まれた買い物ができない男性の存在」もそのひとつではないでしょうか。そもそもなぜそんな状況が起きてしまうのでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、その原因と解決法を記しています。

はじめてのおつかい

さて、本日はいろいろお膳立てが必要なお話。

子どもの頃、近所にお肉屋さんがありました。母に言われてよくそこに買い物に行きました。私にとっての

でしたね。他にも八百屋さんとかケーキ屋さんとかあったんですがお肉屋さんが一番近かったので、母も任せやすかったんでしょう。

で、母が書いてくれたメモを持ってお肉屋さんに行って、買い物をしてくるんですが、苦手だったのは

というヤツです。ま、よくあることです。このへんの機転が利くようになるには、母が鶏ももを何に使って、豚バラを何グラム使うのかがぼんやりとでも分かるようになってからです。

はじめてのおつかいでなくても、お子さんに買い物を頼む時には

このくらいのことをしてから頼みますよね。…でないと、トンでもないものを買ってきちゃったりするから。

頼む方は分かっていても、お子さんはボンヤリとしかモノを認識していません。迷うことなく買ってくるようにするためには間違えそうなポイント・迷いそうなことを先回りして、注意して指示しますよね。

いや、そりゃそうですよね。賛成してもらえますよね。でもね、これを

やるんだとなると、ビミョーに話は別なんだと思うんですよ。

自粛生活中の買い物について言われていたのが

という買い方でした。ま、密集するのを防ぐための基準だったわけです。各家庭からひとり、ということでツマに頼まれて男性が買い物に出てきたところ、コレが

だったようです。つまり

ことが多かったと。いわく

などなど、信じ難い実話がたくさん。

この状況についてどうするのか。

買い物を頼まれても

なものを買ってきてしまう男性。百歩譲って食品は多少難しい…かな。お目当てのモノがなかったり指定された分量より多かったり少なかったりするからね。こういうときLINEで聞かなくても自分で判断して適切なモノを買ってくるのが買い物ってモンですから。トンチンカンさんからだと、だいぶハイレベルでしょう。

だとしても、機転を利かす必要のない生活用品はマズいでしょ。まさに知っていさえすれば必ず買ってこれるはずですよね。いや、オトナなんだから、ガキ使じゃないんだから。

この、トンチンカンな買い物を生み出す原因は、おそらく

からでしょう。洗剤の香りからトイレットペーパーのコアレスまで生活用品にはたくさんの種類があり、各家庭に好みのものがあるんです。それが分からないということは、そう、おそらくもっと重大な

があるんだろうと思うんです。家庭全体をなんとなくボンヤリとしか認識していないんでしょう。だから、詰め替え用のシャンプーと言われても、銘柄も量も分からないんですよ。これは家事分担以前の問題で、結構

状態だと思いますね( ̄∇ ̄) なので、頼まれる側の男性は、女性側が頼むための工夫をするとしても、それ以上の

の必要があるでしょう。このレベルでは、ツマが病気になったり、家族の誰かが新型コロナに罹患したりした場合には、間違いなくただの足手まといですよ。だって、除菌用ウェットティッシュが品切れだったときに

とか言っちゃうってことですから。殺気だったオクサマに殺されちゃいますよ。

まずは、男性が朝起きてから夜寝るまでの間に

ようになることを目指すようにしましょう。ヒゲ剃りクリーム歯ブラシ、歯磨き粉、シャツ、タオル、コーヒー、食パン…おそらく驚くほどたくさんの品物を触って使っていると思います。

それら全て、いつか家族の誰かが買って補充しておいてくれたものなわけで、ソコを認識できるようになるところから始めたらいいんじゃないでしょうか。

次はおそらく

ことだろうと思います。生活用品の買い物は、

んです。完全になくなってからでは、それの買い物が最優先事項になってしまい、他の家事や用事との調整がヒドく難しくなるんです。数日買い物に行けなくてもなんとかなるくらいのタイミングが、実は最終なんですよね。

このくらいができるようになると、「はじめてのおつかい」は卒業し買い物担当になれるでしょう。

買い物ができないのは、家事や家庭生活に対する認識の薄さが原因。ちゃんと汚名は返上してくださいね。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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