「早朝」と「ゴミ置き場」にはビジネスチャンスが一杯だぞ。という話

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毎回ユニークな「マーケティング術」を伝授してくださる、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさん。今回も佐藤さんは自身の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』で、「早朝」「ゴミ置き場」をキーワードに、新サービスの発想法やモノの売り方のヒントを紹介しています。

早朝にチャンスあり

朝早く起きて、街を歩いたことがありますか?

通勤のサラリーマン・OL、通学の学生などに混じって、お年寄りが結構いることに気づきます。歳を取ると、朝起きるのが早くなります。しかし、することがありません。散歩をする人、公園に座っている人、グラウンド・ゴルフをする人を見かけます。

お店は、こういうお年寄りの存在を見落としています。“早朝にチャンスあり”です。

スーパーの開店時間の9時前に、入口付近を見てください。お年寄りが、たくさん待っています。お買い物の人もいれば、暇つぶしの人もいます。休憩する広場のような場所があれば、必ず集まって話をしています。

このように、朝早く行動するお年寄りに合わせた時間に営業し、さらにセールを組めば、たくさんのお年寄りが来てくれます。飲食店でも、早朝割引きにすれば、お年寄りが集まってきます。

お散歩ついでのお買い物、グラウンド・ゴルフ帰りのお茶会など、あの手この手が考えられます。早い時間帯での売り上げ確保の手段となります。

ゴミ置き場

ゴミ置き場を観察しましょう。そこには、地域の人たちの暮らしがあります。生活があります。どんなものを食べ、どんな服を着て、どんな布団に寝て、使っていた家具、家電など、すべてが見えてきます。

ゴミ置き場では、情報がたくさん拾えるのです。

生活ぶりがわかれば、住んでいる人びとの望むものも見えてきますし、提案すべき商品・サービスも自ずとわかってきます。捨てられたスーパーの袋で、どこで買っているかがわかります。スーパーの袋が無ければ、エコ意識を持った人が住んでいることがわかります。

古い家電があれば、現在持っている家電がわかり、次に売り込むべき家電が見えてきます。幼児玩具があれば、小学生の子どもがいるはずです。雑誌の種類で、どういう志向の人間かがわかります。

ゴミから、その地域の人たちを読み取れるのです。

観察する時は、変な人に間違われないように、注意してください。

image by: Ferbies / Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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