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シングルマザーの“娘”を狙うロリコン男が増殖。結婚契約のゲスすぎる中身とは?

交際相手の女性の娘2人にわいせつ行為をしたとして、30代の男性強制わいせつと児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕された事件が11月にあった。女性はシングルマザーで、男性とは婚活マッチングアプリで知り合ったという。コロナの影響もあり、シングルマザーを取り巻く環境は厳しくなっている。そんなシングルマザーたちの苦しい状況を見て、娘を狙って近づいてくる“ロリコン男”が今増えている。

交際女性の娘2人にわいせつ行為

逮捕された無職の近藤善広被告(33)と女性(40)は2019年2月ごろから2020年6月まで交際。女性は当時小学2年生だった長女(8)と次女(4)の2人の娘を持つシングルマザーで、女性が外出している時などは近藤容疑者が娘の食事や入浴の面倒をみることがあった。

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その間を狙って犯罪に及んでいた近藤被告。長女の体を触ったり、次女に自分の下半身を触らせるなどのわいせつ行為を繰り返していた。

犯行はそれだけで終わらない。近藤被告はわいせつ行為を動画で撮影。インターネットを通じて販売し、利益を得ていたのだ。

シングルマザーと交際することで、娘との接点を持ち、自らの欲望を満たすという卑劣極まりない犯罪。しかし、同様の事件は他にもあった。

複数のシングルマザーと交際し4人にわいせつ

山形県に住む当時35歳の男性は、2014年から4年の間、当時4歳から9歳までの女児4人に対し、乱暴やわいせつ行為をした上、裸の画像も撮影していたとして逮捕され、懲役11年の刑が言い渡された。

男はシングルマザーばかりを狙って声を掛け、複数の女性と交際。一人で子どもを育てる女性の力になりたいと優しい言葉を並べるが、裏の顔は全く違っていたのだ。

働きながら子育てをするというのは想像以上に重労働。肉体的にも精神的にもかなりきつい。そんな女性を気づかうように「子どもを預かってあげるよ」と言って自分の家へ呼び寄せ、男は犯行に及んでいた。まるで交際するための条件が子どもを預けるということのように。

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交際相手の信頼に乗じて繰り返された悪質な行為。懲役11年の刑は妥当なのだろうか。子どもたちは心に深い傷を負ってしまった。

善人のような顔をして近づき、4人もの女児を毒牙にかけた鬼畜な男。歪んだ性的欲求から起こした許しがたい事件、幼い子供たちは声を上げることができない。

シングルマザーを狙う男の手口

交際女性の娘を狙う卑劣なロリコン男たち。事件にはならなかったものの、同様の被害を受けるシングルマザーは多い。

そこにはコロナ禍における生活苦、幸せな結婚を望む女性心理など、シングルマザーの心の隙間を狙う男たちの卑劣な手口がある。

image by : shutterstock

中学生の娘をターゲットにした男

埼玉県に住む33歳のシングルマザー・里奈さん(仮名)もその一人。高校卒業後すぐに当時交際していた同い年の男性とできちゃった結婚。しかし、働かずパチンコばかりしている夫に見切りをつけ、22歳の時に離婚した。それ以来、パートを掛け持ちしながら、養育費は一切もらわず、女手一つで娘を育ててきた。

その娘も中学生になり少し生活が落ち着いたことで、里奈さんは再び男性との交際を希望するようになる。当時勤めていたキャバクラで知り合った男性と深い関係になった。

「向こうにはちゃんと娘がいることは伝えました。シングルマザーでも構わないというので、交際するようになりました。前の夫と別れてから男性と付き合うのは初めてでしたね」(里奈さん)

中学生の娘にも男性を紹介し、いずれは結婚できたら良いなと思って交際していたという里奈さん。しかし、徐々に男性の行動が怪しくなってきたという。

「私が働いている夜に、娘が一人で心配だからとやたらに家に来たがるようになったんです。最初はありがたいなと思っていましたが、だんだん娘が嫌がるようになりました。話を聞いてみると、むやみやたらに体を触られたり、抱きつかれたりしたことがあったそうです」(里奈さん)

不信に思った里奈さんは男性のスマートフォンを確認。すると、盗撮したと思われる娘の着替え動画や、タンスの中の下着写真などが出てきた。

怒り心頭の里奈さんは男性に問いただすと土下座して謝罪。男性との交際をやめ、今はまた娘との2人生活に戻っている。

「シングルマザーってやっぱり寂しいんですよ。毎日仕事と子育てばかりで、人のぬくもりを感じることがないので。どこかに男性に甘えたいという部分があるんだと思います。でも、まさか交際相手が娘に手を出そうとするとは思いませんでした。娘がいることが相手の条件だったのかもしれません」(里奈さん)

大事になる前に気付けたことが幸いだった。娘が自立するまでは男性との交際は控えることを決めたという。

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幼い娘を守るためにはここに気をつけろ

もちろんシングルマザーが恋愛をすることは全く問題がない。気をつけなければならないのは、相手の男性に歪んだ性的欲求があるかどうかを見極められるかどうか。完全に相手を信用できるようになるまで、いつくかの注意点が必要だ。

交際中も女性の家では会わない

男性と交際するようになっても、自分の家には簡単にあげないようにした方が良い。女性の家に一度入ってしまうと、その後気軽に来てしまいがちだ。女児に対するわいせつな行為は圧倒的に家が多いため、気を付ける必要がある。デートは外、あるいは男性宅にした方が良いだろう。

男性に子どもを預けない

彼氏ができてしまうと、男性に頼ることが多くなってしまう。「預かろうか?」の一言につい甘えてしまいそうになるが、まさにこれは山形の事件と同じ手口。交際男性はあくまでも他人であり、大切な子どもを簡単に預けてはいけない。家の中で他人と2人きりになるという危険性を重く見るべきである。

交際女性の娘に手を出すという、人間として最低な男たち。表の顔は優しくても、恐ろしい裏の顔を持っている可能性がある。自らの欲望を満たすためにシングルマザーを狙う卑劣な犯罪を許すことはできない。

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