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経営コンサルが教える、答えれば売上アップに繋がる7つの質問

緊急事態宣言の延長も決まり、さらなる苦戦が予想される実店舗型の小売業。この苦境を乗り切るためには、どのような施策が必要なのでしょうか。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者で経営コンサルタントの梅本泰則さんが、客数を増やすための戦略を詳しく、そして具体的にレクチャーしています。

客数を増やすための戦略

コロナが落ち着かなくて、お店も大変です。こんな時は、もう一度じっくりとお店の戦略を考えてみましょう。今までに行った作業と同じでも構いません。頭をリセットしてみてはいかがでしょう。

売上が減る原因

戦略をしっかりと進めているつもりでも、「抜け」が生じることもあります。それをなくすには、事柄を分類整理して考えると良いです。

例えば、売上が減ってしまうのには、さまざまな理由があります。コロナ、災害、天候不順、少子化といったこともその理由かもしれません。しかし、これらの問題はあなたのお店でどうすることもできません。

その一方で、こんな理由もあります。

これらの理由は、お店の方で何とかできることばかりです。何も手を打たなければ、お客様の数が減ってしまいます。ですから、手を打てば客数が増えて売上は増えていくでしょう。

では、どうすればいいのでしょうか。

これでも多少の答えにはなっていますが、具体的とはいえません。そこで、この質問にお答えする前に、次の質問にお答えください。

これらの質問に答えていくと、お客様を増やす手立てが見えてきます。そして、あるお店がこの質問に答えてくれました。

打つべき手

ざっと、こんなお答えでした

あなたの答えはどうだったでしょう。それはともかく、その後このお店とのヒアリングを通じて、いろいろな「打つべき手」が見えてきました。それを、販売戦略、商品戦略、販促戦略、顧客戦略、店頭管理、販売管理に分類して考えたのが以下のことです。

販売戦略

商品戦略

販促戦略

顧客戦略

店舗管理

販売管理

いかがですか。実際の具体的な品名や数字を示すことは出来ませんが、あなたのお店でも応用できることではないでしょうか。

戦略を引き出す

とはいえ、これらのことを全部一度に行うのは大変です。ですから、このお店にはまず、

から始めていただくように提案しました。そして、これらの具体的戦略を引き出すために必要なのが売上データです。過去3年分の商品別売上データがあれば、そこからいろいろなことが見えてきます。このお店でも、データから次のようなことが分かりました。

ここから引き出された事柄をベースにして、それぞれの「戦略」が考えられたということです。

さらに、売上を着実に増やすには、売上目標が必要となります。今年1年間の月別商品別売上目標を作っていただくようにお願いしました。この数字を毎月の実績と照らし合わせていく作業が必要です。その実績には、販促イベントやDMやチラシやSNSの効果が反映されます。

きっとこのお店は、お客様の数が増えて売上も増えていくことでしょう。もちろん、あなたのお店もそうした手を打っていると思いますが、もう一度じっくりと考えてみてください。

そして、戦略を考えるのも大切ですが、もっと重要なことをお伝えします。それは、もう一度お店の方針や目指す姿を、従業員の皆さんと確認することです。その上で、客数を増やしていきましょう。このコロナをのり越えていくのが、あなたの役目です。

■今日のツボ■

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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