先日掲載の「親しい友人のほとんどが『10年以上同じメンツ』という人は何がマズいのか」では、人生をあっという間に激変させる方法を紹介してくださった、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』著者の佐藤しょ~おんさん。佐藤さんは今回、よりよい人生を手にしたいのなら「友達リスト」を作り、その下位2名と付き合う時間を減らすべき理由を解説しています。
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友達のリストを作って考えてみる
お友達って自然発生的に生まれて、あまり意識もしないままなんとなく、ズルズルとお付き合いが続いてしまったりするモノです。ここを戦略的に、意識して手を加えると人生の変化を狙って起こすことができるようになります。
つまり、前回(「親しい友人のほとんどが「10年以上同じメンツ」という人は何がマズいのか」)書いたように意識して友達に取り込む人が誰なのか?を考え、その人に近づく方法を考えるということと、もうひとつは、
● この人とは距離をおいた方が良いよな
という人をお友達のリストから見つけて、その人とのお付き合いの頻度を下げることです。
今日は後者について解説します。
こんなことを書くと、
■ お前は友達との縁を切れって言ってるのか?
と受け取る人がいるんですが、それは本筋ではありません。
人生に変化を起こすために、新しい人脈というか友人ネットワークを作らなきゃならないということは、ここまでのシリーズで理解されたと思うんですよ。ところがこれが思ったほど簡単にできない理由を分かっていますか?それは人間には24時間しか時間がないからです。
時間が無尽蔵にあるのなら、新しい人と近づいたり、付き合ったりすることも可能なんですが、誰しも1日は24時間しかないんです。その中で、仕事をしたり、食事をしたり、睡眠を摂ったりするわけで、このように生きていくために絶対に必要なことをやった後に残った時間でしか、お友達とは付き合えないわけですよ。
まさか仕事を辞めて新しい人と繋がるとか、寝る時間を惜しんでお付き合いをするなんてことはオトナはできないですし、やるべきでもないですよね。
つまり友人との関係を構築、維持するために使える可処分時間に限りがあるということで、その可処分時間を今はフルフルに使っているわけです。この状態で新しい人間関係を作るための時間はどこにあるんですか?
意識して友人関係を変えるということは、そういうことをちゃんと考えるということです。今までのように手なりで、自然に任せて、なすがまま、結果として友人関係やお付き合いが始まりましたみたいな、主体性の無い成り行き任せのやり方ではダメだということです。
繰り返しますが、あなたの人生はあなたがお付き合いしている人たちの平均値になるんですよ。あなたの人生に猛烈な影響を与えているのは、今、あなたが付き合っている人たちなんです。人間が受け取る情報で、最も価値が高くて、最も影響を与えるのは、
● 信用できる人から回って来た情報
なんです。その信用できる人の集合があなたの友人たちで、だから友人の質があなたの人生を決めるのです。そういう重大な役割と影響を与えている友人のセレクションを主体的にやらずして、人生が良くなるわけがないでしょ。
そしてそんな友人たちと付き合うための可処分時間は限定されているというのなら、新しい誰かと付き合いを始めるためには、
● 今まで付き合っていた誰かさんとの時間を減らすしかない
ってことになるじゃないですか。それをやらないから、素晴らしい人と繋がっても縁が発展しないんです。その素晴らしい人に割くべき時間を、既存の友人しかも素晴らしい人と比較したら、格が下がるような友人とのお付き合いにあなたが時間を割いているからですよ。
これは学校教育の悪しき影響もあるんですよね。子供の頃に、
▼ 友人は大切にしなさい とか
▼ 友達はたくさん作りなさい とか
▼ 友達とは長く付き合うべきだ とか
つまらないことを洗脳されたでしょ。でも学校では決して
● 友人は戦略的に選んで、能動的、主体的に関係性を作りなさい
なんてことは教えませんから。
だからこれをやることには大きな意義があるんですよ。
今のお友達リストを書き出して、あなたのこれから(今までではなく)の人生に良き影響を与えそうだと思える人の順番でランキングを付けて、下位2名で残った人との接触回数、お付き合いする時間を意識的に減らすのです。
少なくともあなたから連絡はしない、あなたから誘わない、相手から誘われたら、他に用事を入れられないかを考える。この程度のことをするだけで良いんです。そうすることで、徐々にその人に割く時間が減って来ますから。
そうやって生まれた時間を、今度はあなたが狙っているステキな人との関係構築に使うのですよ。
これが昔から言われている格言の、
● 付き合う友達は選びなさい
を実践するということなんですよ。
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