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会話は挨拶と連絡だけ。そんな夫婦が円満な家庭を築くためにすべきこと

長年一緒にいればどうしても会話は少なくなってくるもの。ご結婚されている方の中にはそう思い込んでしまっている人も多いのではないでしょうか。しかし、会話は夫婦関係において最も大切だとするのは、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者である真井花さん。とはいえ、一概に会話といっても、注意すべき点が多々あると指摘しています。

感情と理由を

さて、本日は話す内容のお話。

先日の

・愛し合うとは話し合うこと

という記事にたくさんメールをいただきました。

【関連】本当に「結婚は人生の墓場」なのか?夫婦関係の悪い人が“していない事” 

既婚者の方からは

・そうなんだよねぇ。気をつけなくちゃねえ

という感想が多かったですね。既婚者なら分かるこの大切さ。外見とか趣味とかエッチとか、それも大事かもしれないけど話し合うことの重要さには、

・到底及ばない

ですから。

今日はその続きのお話です。話し合うとして

・何を話すのか

です。

・挨拶はする
・業務連絡くらい

とか言うご夫婦が結構いるんですよね。こういっちゃナンですが、あの、その、これがつまり

・話しているうちに入るのか?

です。ま、ハッキリ言えば

・入らない…

と本人たちも感じているんですけど。

それなら、何なら話しているうちに入るんでしょうか?

もっと言えば、何を話すと、何を話してもらえると

・愛し合えたと思える

んでしょうか?

挨拶や業務連絡が「話したうちに入らない」のはこれだけでは相手に触れた気がしないからですよ。相手の内心が開示された気がせず、踏み込めた気もしないからです。挨拶や業務連絡では、生活を共同できなかったりレスだったりする場合に親密さを維持できないんですよ。

ここは私の考えですが、私は

・感情と理由

だと思っています。

たとえば

・今年の正月は実家に一人で行ってほしい

と言ったとします。正月の挨拶に家族や夫婦一緒ではなく一人で行くんです。依頼ですが、これだとどうしてそうして欲しいのかは分かりません。

・忙しいから
・家でゆっくり休みたいから
・ちょっと体調不良だから
・親戚の子供たちにお年玉をあげるのが負担だから
・遠方過ぎて時間がかかるから
・義両親が嫌いだから

…いろいろ理由はあるでしょうが、どれだか分かりません。

仮に「お年玉をあげるのが負担」なら、親戚に電話で連絡してお年玉の取り決めをすればいいかもしれません。あるいは一人あたりのお年玉の金額を少し低くするのもアリでしょう。

お年玉問題が解決しないうちは、一緒に正月の挨拶には行けないことになるわけですから、この理由は重要です。

あるいは「義両親が嫌いだから」。こういう感情は言われて初めて納得することもありますよね。嫌いなら、そのきっかけになった出来事が何かは大事だし、その後の展開も対応も重要です。

こうして感情や理由が分かることで、いわば

・真意

が理解でき、それに対する対策も立てられるのです。これが積み上げられると、お互いの気持ちを理解し合えるんですよ。

そう、話し合う内容は

・気持ち

なんだと思います。気持ちを分解して「感情と理由」にしているだけです。

聞いて欲しいのは、気持ちです。気持ちが共有されないうちには、話し合ったことにはならないんですよ。

なので、会話には感情と理由を混ぜてみてください。特に

・ネガティブなものの方が重要

です。いや、ポジティブなものって言いやすいでしょ。嬉しいから〇〇したい!とか。カンタンでしょ。でも、苦手だから××したくない…って言いにくいでしょ。これを共有した方がお互いの理解は深まるんですよ。

 

コミュニケーションでは、事実だけでなく

・理由と感情を

伝えた方がいいのではないかというお話でしたね。

これ、自分自身の経験でもあるんです。

毎日食事を作っているんですが、その献立を事前に話すことがあるんですよ。ま、フツーの話ですよね。私もごく普通の会話の中なので、気にも留めていなかったんです。

で、これまたよくあることですが、その献立を変更するんです。そりゃいろいろな理由で。野菜をもらったとか、賞味期限が近づいているものを思い出したとか、雨が降って寒くなってきたとか。

で、その変更した献立を作ると

・オットが激おこ!(`△´)=3

なんです。オット曰く、私が献立を話すと

・ロックオン!

しちゃうからだと。いや、カワイイ話じゃなくて、結構マジで嫌がって怒るんです。

ここで怒るところまでしか話してくれないと、そりゃもう

・なんなの?(`皿´)

なわけですよ、ワタシ的には。食べられないものを作っているわけじゃないし、献立を変更したことなんていちいち了承が必要なことでもないじゃない!と。

ところが、オット曰く

・すごく楽しみにしているのにガッカリする
・なんだか蔑ろにされている気がして悲しい

んだと教えてくれました。

いや~、激おこの背後にある感情を聞いて、ビックリしました。ガッカリさせるつもりも蔑ろにするつもりもないですから。

ここからはワタシの推測ですが、料理の苦手な義母に育てられたオットは家庭料理に特別思い入れがあるのかなと思います。美味しい料理を想像してそれに合うい美味しいお酒を用意して、楽しみに食事を待っているのでしょう。それが献立の変更で一気に崩れる。崩れるのは、

・うきうきした気持ち
・期待していた楽しみ

なんです。なんていうか、彼の心や生い立ちの片鱗を理解できた気がしませんか。いや、実にそんなつもりはなかった私は、真剣に反省しましたよ。

以来

・予め献立は言わないことに♪

しました。ぷぷっ。言うときには

・必ず守る(●_〇)v

ようにしています。オットが怒って怒鳴ったりするだけでは、こういう展開になりません。オットが背後の感情を話してくれたからです。

全世界の女性のうち、私だけが彼の心の一部に触れたのです。夫婦ならではだと思います。

会話するなら、是非感情や理由を話して。その積み重ねが夫婦らしい絆を作ってくれるのではないかと思います。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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