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【書評】ビジネス書の著者になることで「時給が10万」になった男の話

出版不況と言われる昨今ですが、出版することにより大きなビジネスチャンスを自分のものにした人もいるようです。今回の無料メルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』で取り上げられているのは、セミナー講師として時給900円のアルバイトから「時給10万円」にまで成長した著者が語る、投資としての出版についてのお話です。

【一日一冊】ビジネス書の著者になっていきなり年収を3倍にする方法

ビジネス書の著者になっていきなり年収を3倍にする方法

松尾昭仁 著/自由国民社

「商業出版」と聞くと壁が厚いように感じると思いますが、切り口によっては誰にでもビジネス書の著者になれることを実例を示しながら教えてくれる一冊です。

著者はセミナー講師になって1年半で「誰にでもできる「セミナー講師」になって稼ぐ法」を出版しました。プロのセミナー講師ではなく、セミナー講師になりたい人をターゲットにしたのです。独立を考えているサラリーマンの中には、自分のノウハウを講師になって売ろうと考えている人が一定数いるのです。

出版によって著者のセミナー講師としての仕事も安定し、時給900円でバイトしていた著者は、時給10万円のセミナー講師としての地位を確立しました。

ただし、著者は出版が決まってから1年間も多くのセミナーに出席し、セミナー開催のノウハウを集めています。一冊目が失敗すると、次はありませんので、商業出版するなら内容を充実させるのは当然のことなのです。

出版社があなたに執筆を依頼するということは、「300万円をあなたに投資する」のと同じことです。(p50)

著者が強調するのは、商業出版は著者や会社をブランディングするには最高の投資であるということです。

それだけ効果が高いので自費出版という分野もありますが、著者は商業出版にこわだるべきだと断言しています。なぜなら、自費出版は本を作れば終わりで、出版社のフォローは期待できないのです。商業出版であれば、出版社が自社の利益のために本を売ってくれるし、広告を打ってくれることさえあるのです。

ただし、商業出版に壁があるとすれば、売れる出版テーマを設定できるのか、自分の経験を価値ある切り口で一冊の本にまとめることができるのかということでしょう。

「思い出したくない」「恥ずかしい」「隠しておきたい」という葛藤の中にこそ宝がある。(p131)

90万円で出版スクールを主催しているだけあって、隙のないまとまりの一冊でした。業界の人なら当たり前と考えることを、その当たり前のことを知らなくて困っている人がたくさんいるのです。そしてタイトルのように出版によって年収を3倍にした人もいるのです。

出版不況と言われますが、悩んでいる人、成長したいとノウハウを求めている人は必ずいます。そうした人に向けて、書籍にしろセミナーにしろノウハウを伝えるビジネスは形を変えて残っていくのだと感じました。

よくまとまっているので、★5としました。松尾さん、良い本をありがとうございました。

【この本で私が共感した名言】

広告費を100万円使うなら、出版に投資する方が何倍も費用対効果が高い。(p22)

友人の中には、出版するまでに数百万円使って、販促費に、数千万円を使っている人もいます。(p48)

【私の評価】★★★★★(90点)

<私の評価:人生変える度>
★★★★★(お薦めです!ひざまずいて読むべし)
★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です)
★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です)
★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかもしれません)
☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)

image by: Shutterstock.com

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