31日の日本時間14時44分頃、南太平洋ローヤリティー諸島南東方でM7.2の大きな地震が発生した。気象庁の発表によると、この地震による日本への津波の心配はないとしている。
実は、同付近で規模の大きい地震が相次いでいる。この地震の9時間前にあたる同日5時57分頃には同じ震源地でM7.0の地震が発生していた。先日16日、日本の福島県沖で発生した震度6強の地震もM7.4と大きく、日本周辺だけでなく太平洋も含めて、今後の津波発生情報などに注意する必要があるだろう。
ニュージーランド周辺の地震と聞いて思い出すのが、あの東日本大震災発生の17日前に起きた、2011年2月22日にニュージーランドのカンタベリー地方で発生した「カンタベリー地震」(通称:クライストチャーチ地震)だ。この地震で日本人留学生ら28名が命を落としたことを記憶している人も多いだろう。
この地震のわずか17日後に、東北沖でM9.0という日本周辺における観測史上最大の地震「東日本大震災」が発生したことで、ニュージーランド周辺の地震と日本付近の地震発生が連鎖している可能性を唱えている地震学者も多い。最近、日本の近海でも地震発生が増えていることから、こうしたニュージーランド付近の地震が日本の地震の「トリガー」になる可能性もあるだろう。
日本のネット上では、1日に2回もM7以上の地震がローヤリティー諸島で発生したことを受けて、次なる地震の発生や津波地震への警戒の声などが多く投稿されている。
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ローヤリティー諸島沖M7.2を受けたネット上の声
ロイヤリティ諸島/ローヤリティー諸島付近でMw7級が2発にMw4~5級が多発。ただこのあたりは、もともと地震の多い地域ではある。2月にもMw7.9の非常に大きな地震が発生してる。https://t.co/TrhfyONw1Khttps://t.co/i2aBfqQwHd pic.twitter.com/DsK4QqUq33
— AVITAMINOSE🍣 (@avitaminose) March 31, 2022
南太平洋(ローヤリティー諸島南東方)でM7.2の地震か!!プレート的にはどれになるんだろう!?太平洋プレートかオーストラリアプレートか!?
— 年中故障中(ぽんこつ) (@ponvelica2) March 31, 2022
ローヤリティー諸島で1日に2回もマグニチュード7の地震が起きるとはな・・・。場所的にトンガでまた大噴火が起きないか心配やな・・・。
— 平戸NAOTO (@dwkb49nOtsj) March 31, 2022
南太平洋のローヤリティー諸島沖で、大きな地震が散発。
今朝にM7.0、先ほどM7.2。
気になるな。— Hu4WDアパッチ (@Hu4WD) March 31, 2022
ローヤリティー諸島活発すぎないか…
— Rigeru (@Rigeru_RE) March 31, 2022
備えあれば憂いなし
気象庁などの公的機関の情報を参考にするのはもちろん、地震の予知に関する研究を続けている機関の発行するメールマガジンを購読することも、防災に繋がる準備の一つ。避難経路の確認、防災グッズの準備、そして地震メルマガの購読などで事前に情報を得ておくことは、来るべき巨大地震への備えになるだろう。今一度、改めて身の回りの「防災準備」をチェックしてみることをオススメしたい。日本の地殻変動はまだ始まったばかりだ。
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image by: 気象庁