安倍元首相が銃弾に倒れたことは日本のみならず、世界中で大きな話題となりました。異国で暮らす日本人たちは何を感じ、どう行動したのでしょうか?今回の『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』ではNY在住の人気ブロガー・りばてぃさんが、訃報を知った直後に自身がアメリカ人と対話したときの様子を紹介しています。
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安倍元首相「殺害」は米国でも衝撃。とあるアメリカ人との対話
安倍元首相が暗殺され、ブログでも伝えているように海外でも追悼のコメントが様々でています。
日本では当然、ニュースだけでなく日常会話でも触れることが多いと思いますので、このメルマガでは以下ブログで取り上げた関連記事のURLのみ貼りつつ、とあるアメリカ人との対話をお話ししておきたいと思います。
・安倍晋三氏暗殺事件に各国首脳や国際機関のリーダー達が衝撃を表明
・東京の街頭での募金活動に安倍さんが来てくれた日のことを、私は絶対に忘れない by Annet Mayaさん
・スーパーマンとサムライとスーパーマリオを同時に体現できる日本のリーダーが他にいるだろうか?
安倍さんが亡くななられたとの報道があった時間はアメリカは8日(金)の朝。
この日、とある米系企業との打ち合わせが入っていました。朝起きて、衝撃のニュースを知り、ざっと関連報道に目に通し、会議に向けた最終準備をして、打ち合わせへ。
会議室に入って座るなり打ち合わせ相手のアメリカ人は開口一番に安倍さんの悲報を話題に。
「ニュースを見てとても驚いたよ。今日は打ち合わせは中止になるのではないかと思っていました」……と。
そう言われてむしろ逆に私の方が驚きました。国によっては喪に伏す人もいるのかもしれないのかぁと。
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そんなことを瞬時に考えつつ、以下のように返答しました。
「彼は日本の歴史でもっとも長く首相を務めた人。とても偉大な人を亡くしたことをとても悲しく思っています。特に今回は銃事件がめったに起きない日本、アメリカとはかなり事情が違う、平和な日本での銃事件は多くの日本人に衝撃を与えています。でも今日、会議を中止にしなかったのは、残された私たちができることは未来に進むこと。良い未来を作ろうという思いだけが唯一、良い社会を作っていけると信じています」
他にも細かい余談は話していますがはっきりと私のスタンスや考え方を伝えたので相手はとても深く頷ずき、共感してくれまして、その後の打ち合わせが非常にスムーズに進みました。
政治的な話題は相手のスタンス次第で話がこじれるかもしれないので、今思い返しても我ながらめちゃくちゃしっかりした返答をしたなと感心してますが、もしかしたら英語だったからこそ簡潔に伝えることができたのかもしれません。
日本語だとどうしても曖昧にしがちです。なのでここまでわかりやすい表現はできなかったのではないかと思います。
そして改めてすごいと思うのは、海外各国の人々からの追悼の多さ。
それだけ安倍さんがビジョンを持って彼ら彼女たちに接してきたからなのでしょう。
日本の首相だからといって、自分の考えもなく、そして私利私欲ばかりの人であったならここまでの追悼は集まらなかったと思います。
日本の首相としても、安倍晋三という1人の人間としても、多くの人々が認識し尊敬する考えを伝えることができていた人だったのだろうと思います。
改めて、安倍元首相のご逝去を悼み、心からご冥福をお祈りいたします。
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