世界を驚かせたBTSの活動休止報道は“誤報”。なぜそんなことになったのか?

LOS ANGELES - FEB 10:  BTS at the 61st Grammy Awards at the Staples Center on February 10, 2019 in Los Angeles, CALOS ANGELES - FEB 10: BTS at the 61st Grammy Awards at the Staples Center on February 10, 2019 in Los Angeles, CA
 

世界的に人気の韓国アイドルグループBTSが突然「活動休止」と報道されました。後日、活動休止ではないと訂正されることになりましたが、なぜこのような報道に至ったのでしょうか。 今回の『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』ではNY在住の人気ブロガー・りばてぃさんが、アメリカでのBTSの活動休止騒動について語っています。

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「BTS」の活動休止をアメリカはどう報じていたか?

1(1)新作アルバムがチャート1位

韓国の人気グループ BTSが6月20日に発表した新作アルバム『Proof』が、6月16日までの週間集計期間にアメリカで31万4,000枚相当の販売量を獲得。その結果、ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」(6月25日付)で1位を獲得した。

これでBTSは『ビルボード200』のチャートトップに上がった6作目のアルバムを保有することになったとのこと。

またこの成功により、「アーティスト100」でも50位から一気に1位に浮上。昨年2021年8月以来となる通算21週目の首位に返り咲いたと報じられている。

ご参考:
BTS Returns to No. 1 on Billboard Artist 100 Chart Thanks to ‘Proof’ Debut

ちなみにビルボードのその他のチャートが表示されているウェブページを見ると、6月22日時点で「ソーシャル50」、「デジタルソングセールス」(新曲の『Yet to Come』)などでも1位を獲得しており、上記したチャートも合わせるとチャート一覧ページのほとんどがBTSで埋まっている状況となっている。

ご参考:
チャート一覧

とにかく出す曲、出すアルバムは次々とアメリカの音楽チャートのトップにランクインし、YouTubeなどのソーシャル・メディアではBTSの公式動画はもちろんのこと、BTSが出演したアメリカの番組公式動画の再生も軒並み公開直後に数百万回再生されるという大人気ぶりとなっている。

そしてその人気ぶりはアメリカでも当然広く知られている。辛辣なジョークも飛び交う深夜のトーク番組でBTSを取り上げた際に、

「この10年間、岩の下に住んでいたとしても、世界を席巻したK-POPのスーパースターグループ、BTSのことは知っているはずだ。」(Even if you’ve been living in a under a rock for past ten years, you still know who BTS is, the superstar K-pop group that has taken the world by storm)

と説明したシーンがあったが、そう説明しても視聴者は違和感を持たないほどBTSはアメリカで相当に有名なのである。

ご参考:
BTS Takes a Break & Michael Kosta Tries to Join P1Harmony

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