世界を驚かせたBTSの活動休止報道は“誤報”。なぜそんなことになったのか?

LOS ANGELES - FEB 10: BTS at the 61st Grammy Awards at the Staples Center on February 10, 2019 in Los Angeles, CA
 

そして騒動の翌日に出たBTSの所属事務所による「活動休止ではありません」との発表を受けてフォローアップ報道に移行。NYポスト紙は誤訳であったとの報道をしている。

ご参考:
BTS not going on hiatus, manager says confusion due to mistranslation

例えば、イギリスメディアのBBCは、同国の大人気男性グループで2016年に活動休止しソロ活動に移行したワン・ダイレクションを引き合いに出し、欧米アイドルグループと韓国アイドルグループの事情の違いを解説。

ワン・ダイレクションはグループとしての活動は今後ないだろうと思われるほどの「活動休止」状態であり、主要ボーカルのハリー・スタイルズは昨年の「ウォーターメロン・シュガー」に続き、今年も「アズ・イット・ワズ」など大ヒット曲を連発している。

なのでBTSもワン・ダイレクション同様に活動休止になるということは、つまりはグループとしての活動を見れなくなるのではないか?と心配する声が出ているようで、「K-POPの世界では、7人、8人、9人という大所帯のグループでも、ソロ活動しながら、グループとして活動は続けることが多い」といった説明をしている。

ご参考:
BTS hiatus ‘not as severe’ as One Direction

ちなみに上述した他メディアでもBTSは過去にもソロ活動に専念する期間を短期で作り、「Hiatus」(一時的に)活動休止していたとの補足もしている。

実際、BTS Hiatus でグーグル検索すると過去にもお休み期間についての報道をアメリカのメディアが「Hiatus」と表現し報じているのがある。

以下のNBCニュースの記事は、2021年12月のもので、エネルギーを充電するためクリスマスの休みの期間を家族で過ごす「Hiatus」を設けるとの内容だ。

ご参考:
BTS announces hiatus for time to ‘recharge’

そう、「Hiatus」自体は過去にも使っていたので、動画を英訳した人も特に問題ないと考えていたのかもしれない。なのでなぜ今回はここまで大きな騒動になったのかは不明なのである。

いろいろわからないけども、BTSの今後の活動については韓国の兵役なども関係するため以前から動向を注視する声も出ており、今回の予想外の誤解や反応に様々な要因と合わせて繋がったのかもしれない。

ちなみにこの活動休止報道があった時期、ニューヨークではBTSの新作アルバムを記念したポップアップ展が開催。事前予約の無料チケットは即完売で行くことはできなかったが、韓国街にある有名書店ではBTSはじめK-popアイドルのグッズや韓国コスメを良い感じに展示・販売していたので、動画でその様子をお伝えしているので以下よりどうぞ:

NYC Walk: Korean Town Must see Book Store & BTS Merch. 4K Ultra HD

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日本のアイドルグッズもこれくらい展示・販売しても良いのでは?と思うほどの充実ぶりだった。

image by: Kathy Hutchins / Shutterstock.com

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