世界を驚かせたBTSの活動休止報道は“誤報”。なぜそんなことになったのか?

LOS ANGELES - FEB 10: BTS at the 61st Grammy Awards at the Staples Center on February 10, 2019 in Los Angeles, CA
 

(3)欧米メディアの報道は?

BTSの事務所が訂正発表をする前、アメリカではエンタメ専門メディアのデッドラインが、

「韓国K-POP界のスーパースターBTSが解散を発表、しかし『いつか戻ってくる』と誓う」
(Korean K-Pop Superstars BTS Announce Split But Pledge “To Return Someday”)

との速報を出した。記事タイトルには活動休止の「Hiatus」ではなく、解散という意味になる「Split」を使ったことでよりセンセーショナルなイメージを与えているが、記事内容は前述したとおり一時的な活動とソロ活動の追求、動画でRMによる感情的な発言シーンがあったことなどが伝えられた。

ご参考:
Korean K-Pop Superstars BTS Announce Split But Pledge “To Return Someday”

また驚くことに主要メディアの1つであるABCが夕方のニュース番組でも取り上げていた。ABCは昼間のエンタメ情報番組でも取り上げているので、かなりの注目度の高さである。

ご参考:
BTS hiatus


・ABCの夕方ニュースのシーンは以下
https://youtu.be/UbNQ2C734cY?t=18

ちなみにABCは主要メディアの中でも女性の視聴が比較的高いと言われており放送するドラマは女性視聴者をターゲットにしているものも多い。おそらくそういった背景もあり、多くの女性ファンを抱えるBTSのニュースは取り上げるべきものだったのだろう。

さらに主に政治・世界のニュースに強いワシントン・ポスト紙や硬派な内容でお馴染みのNPRも言及していた。

K-pop supergroup BTS announces hiatus to pursue solo projects
BTS’ hiatus announcement shocked fans and global music industry alike

とにかく多くのメディアが活動休止について、ツイッターでの反応、ファンの落胆ぶり、中には「1つの時代が終わった」といった同じような内容の報道ではあったが続々とBTSニュースを報じていた。

こうした各種報道を踏まえて大人気の深夜トークショーも活動休止について言及するといった状況だったのである。

ご参考:
Who Will Fill The Boy Band Void Left By BTS?

この記事の著者・りばてぃさんのメルマガ

初月¥0で読む

print
いま読まれてます

  • 世界を驚かせたBTSの活動休止報道は“誤報”。なぜそんなことになったのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け