みなさんは雨の日にどんな靴を履いていますか? 長靴や防水靴だと、どうしても「蒸れ」が気になったり不快なことも多々ありますよね。そんな声に応えるように開発された、快適な雨の日を過ごす画期的なグッズを今回、MBAホルダーで無料メルマガ『MBAが教える企業分析』の著者である青山烈士さんが紹介しています。
語りたくなる体験
今号は、日本のメーカーが、日本のフェス・キャンプをより快適に過ごすために作った防水靴下を分析します。
● デジタルマーケティング事業を手がける株式会社YOAKEが展開する「Waterproof Socks」
※ 紹介動画はコチラ:YOAKE PRODUCTS | Waterproof Socks プロモーションムービー
雨の日の外でも快適に過ごしたい方をターゲットに「ブランドコンセプトや作り手のこだわり」に支えられた『快適な足元で過ごす喜び』等の強みで差別化しています。
「濡れない」「蒸れない」「かさばらない」をすべて実現する防水靴下である『Waterproof Socks』が、レインウェアの新定番になり得ると、注目を集めています。
■分析のポイント
長靴や防水靴をお持ちですか?
私は下駄箱の場所をとるので、敬遠してましたが、先日、防水靴を買ったところだったのです。
そういった状況でしたので、今回、取り上げた「Waterproof Socks」の売り文句である「長靴も防水靴も不要!」と聞いて唖然としました。
長靴と防水靴以外の選択肢があったのですね…。
商品の紹介動画にもありましたが、48時間水に浸けたままでも濡れない防水性は非常にインパクトがあります。
靴下が濡れた時にストレスを感じる方もいると思いますので、サンダルであっても、靴下の中まで水が入ってこないというのは大きな価値と言えるでしょう。
さらに、今回のポイントでもありますが、“通気性が抜群”という価値には、驚かされました。
なぜなら、防水と通気性は、本来であれば相容れないものですからね。
多くの長靴や防水靴は、防水性が高い分、蒸れることは避けられませんし、その蒸れを嫌がる方も多いのではないでしょうか。
ですので、「Waterproof Socks」の足をサラサラな状態に保ってくれる、というのは、防水をうたう商品としては、非常に魅力的です。
防水と通気性を両立していることは、常識を覆していると感じますしブランドコンセプトである「語りたくなる体験をプラスする」にフィットしていますね。
商品の紹介動画を観て、私もそうでしたが、体験・体感してみたいと思った方も少なくないと思います。
画期的な商品、常識を覆すような商品というのは、やはり、人を惹きつけるものがありますね。
今後、「Waterproof Socks」がこれからの新定番となるのか、どのように拡がっていくのか注目していきます。
◆戦略分析
■戦場・競合
・戦場(顧客視点での自社の事業領域):レインウェア
・競合(お客様の選択肢):長靴、防水靴、既存の防水靴下 など
■強み
1.快適な足元で過ごす喜び
・雨の日だってフェスやキャンプを思いっ切り楽しめる。
・防水対応の靴や長靴を履かなくても足をサラサラな状態に保ってくれる
・長時間の着用でも疲れを感じさせない自然な履き心地。
2.コンパクト
・長靴など、雨天に備えるグッズと比較して、場所を取らない、荷物がかさばらない
★上記の強みを支えるコア・コンピタンス
・ブランドコンセプト:語りたくなる体験をプラスする
・作り手のこだわり:完全防水。機能性。品質。何ひとつ、妥協しない
・独自開発した3層構造の素材は防水性と透湿性を兼ね備えている
上記のような、コンセプトやこだわりが強みを支えています。
■顧客ターゲット
・雨の日の外でも快適に過ごしたい方
・長靴を履きたくない方
◆戦術分析
■売り物
防水ソックス「Waterproof Socks」
「濡れない」「蒸れない」「かさばらない」をすべて実現する新定番ギア
・完全防水
→耐水圧は大雨にも耐えられる目安となる10,000mm以上を誇る
・透湿素材を使用しているため、通気性は抜群
→足から出た汗がしっかり外に吐き出され、蒸れにくい構造。蒸れが起きにくいからこそ、雑菌の繁殖が抑えられ、防臭効果も期待できる
■売り値
・5,940円 (税込)
■売り方
・クラウドファウンディング「CAMPFIRE」を活用
■売り場
・自社ECサイトやAmazonなどで販売
※ 売り値や売り物などは調査時の情報です。最新の情報を知りたい場合は、企業HPなどをご確認ください。
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