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「充実感を味わう日がほとんどない」人に教えたいモノの考え方

あなたの毎日は充実していますか? それとも、日々充実感を味わえずモンモンとしていますか? 今回、メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者で経営コンサルタントの菊原智明さんは、「潜在意識は“あるもの”しか認識できない」を利用したポジティブな思考法を伝えています。

日々「今日は充実したな」と実感する方法

1日を過ごして「今日は充実したいい日だった」と心から実感できる日が何日あるだろうか?

こう質問されて「毎日が充実している」と答えられる人はあまりいないと思う。

たいていは「まあ、月に5~10日程度かな」と答えるだろう。

中には「充実感を味わえる日などほとんどない」という人もいるかもしれない。

私自身もそうだった。ほとんどの日は「今日もイマイチだったな」という気持ちが残ってしまう。

これは気持ちがいいものではない。気持ちが晴れない。眠りも浅くなり翌日の目覚めも悪くなる。こうして翌日のパフォーマンスも下がっていく。

まさに悪循環。これでは何かで成功するのは難しい。

ここでもう1つ質問がある。あなたは日々の活動において“充実感を味わうための工夫”をしているだろうか?

私の知っている限りこの工夫をしている人は少ない。やっている人はごく限られた人だけ。そして、この工夫をしている人たちだけが結果を出している。

ある時、このヒントを教えてもらったことがある。脳科学に詳しい知人から「潜在意識は“あるもの”しか認識できない」という話を聞いた。

裏を返せば「ないもの、出来なかったことは認識できない」ということ。つまりはゼロ換算になってしまう。

例えば1日を過ごす。10の仕事を予定していたが3はできなかった。こんな日もある。

しかし、考え方を変えれば“7は達成した”ということになる。そんなに悲観することではない。

しかし、「これができなかった」と考えてしまうと、潜在意識は「この仕事に関して成果はゼロ」と判断する。

このように考えてしまうと、「あぁ、なんか充実感がない」と感じてしまう。こうして悪い方向に向かってしまう。

これは私もよくやっていた。原稿を書いていて「思ったよりも進まなかったな」と思う日もある。

とはいえ“10のうち5~6”は書けている。

できない割合にフォーカスしてしまい「あぁ、今日もダメだった」と思ってしまっていだ。

ある時から、同じ状況でも「5割は書けたぞ」と思うようにした。

するとどうだろう。気分が全然違う。これだけでも随分と気持ちは前向きになったものだ。

 

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ものは考えよう。

・今日はこれができなかった→今日はここまでできた
・30%目標達成できなかった→70%達成できた

と考えるようにする。

同じことでも印象が違う。こうなると潜在意識も「おっ、70%も達成したのか。すごいぞ!」と認識できるようになる。

だからこそ、心の底から「しっかり活動できている」と思えるようになる。この差は大きい。

私はこのやり方を進化させている。頭の中で思うだけでなく、“ノートの第4領域”に記入するようしている。

これは本当に気持ちがいい。体感的には効果は3倍以上になっていると思う。

ここでノートについてちょっと復習させて欲しい。まずはA4サイズのノートを4分割する。それを次の4つの領域に分ける。

・第1領域:緊急かつ重要
・第2領域:緊急ではないが重要
・第3領域:緊急だが重要ではない
・第4領域:緊急でも重要でもない

これは知っている人も多いと思う。さらに復習すると、結果を出している人とそうでない人では“4つの領域の時間の比率”が異なるということ。

一番大きな違いは第2領域の比率。一般的な人は第2領域が“15~20%”と言われている。

それに対して結果を出している人は“50~60%以上”というデータがある。

第2領域は重要だけど緊急ではないこと。ようするに“将来の自分を良くするための時間”にかなりの時間をつぎ込んでいることになる。ぜひこれを意識して頂きたい。

今回活用して頂きたいのは“第4領域の緊急でも重要でもない”の部分。ここに役立たないこと書くのはもったいない。

私がおススメしているのは“モチベーションが上がることを書く”ということ。

・結果が出た
・いいことが起こった
・ラッキーが起こった

などなど。ということは数日間、書き続けてもいい。私は飽きるまで書き続けている。

さらには

・ホークスが連勝した
・ゴルフでベストスコアが出た
・いい出会いがあった

などなど。少しでもモチベーションが上がることも書いておく。これによって仕事の効率は良くなる。

そして1日の最後に

・ここまで原稿が書けた
・気になっている仕事に手を付けた
・気になっていた案件を断れた

などなど。「これって中途半端だし達成したことじゃないよね?」ということも書いておく。

これを書くことで「今日はこんなことをやったんだ」と感じられる。これだけで潜在意識は満足してくれる。

できなかったではなく“何ができたか”ということを振り返り、第4領域に記入する。

まずはこれを1週間続けて欲しい。満足感が増し、必ずモチベーションが上がる。

【今日の課題】

・営業ノートを活用する
・1日に終わりに第できたことを書き出す

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image by: Shutterstock.com

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群馬県高崎市生まれ。工学部機械科卒業後トヨタホームに入社し、営業の世界へ。 自分に合う営業方法が見つからず7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。 お客様へのアプローチを訪問から「営業レター」に変えることをきっかけに4年連続トップの営業マンに。 2006年に独立。営業サポート・コンサルティング株式会社を設立。 現在、上場企業への定期研修、講演、コンサルティング業務、経営者や営業マン向けのセミナーを行っている。 個人の営業マン向けとして【営業通信講座】や個人コンサルティングも実施。 2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を教えている。 また(社)営業人材教育協会の理事として営業を教えられる講師の育成も取り組む。 2019年までに56冊の本を出版。ベストセラー、海外で翻訳多数。

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【著者】 菊原智明 【月額】 ¥770/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 金曜日 発行予定

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